快勝の大藤沙月が見せた修正力「1回戦は台とかボールに慣れてなくて……」 8強で激突の中国選手には「楽しみな気持ちでいっぱい」【WTTチャンピオンズフランクフルト】

 

Y.Imoto/SPREAD編集部

快勝の大藤沙月が見せた修正力「1回戦は台とかボールに慣れてなくて……」 8強で激突の中国選手には「楽しみな気持ちでいっぱい」【WTTチャンピオンズフランクフルト】
大藤沙月(C)WTT

卓球の「WTTチャンピオンズフランクフルト」は6日、女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング10位の大藤沙月(ミキハウス)は同20位のプリティカ・パバド(フランス)と対戦。3-0で勝利して、準々決勝進出を決めた。

優勝を果たしたモンペリエに続き、2大会連続参戦のチャンピオンズで8強入りした大藤。試合後に2回戦の戦いを振り返り、今後に向けても言及している。

◆「オオドウが旋風を巻き起こす」大藤沙月、仏選手相手の圧勝劇に高まる期待 躍進の20歳を称賛「スタイリッシュに勝ち進んだ」

■連戦の疲れは「全然大丈夫」

1回戦のユアン・ジア・ナン(フランス)戦ではフルゲームに持ち込まれ、苦しんだ末に勝利をつかんだ大藤。2試合連続フランス勢との戦いとなったなか、パパド相手に主導権を握る。11-3で第1ゲームをものにすると、第2ゲームは11-8、第3ゲームは11-3と安定した試合運びで快勝を収めた。

大藤は苦戦を強いられた初戦からの流れに言及し、「1回戦はまだ台とかボールに慣れていなくて相手のサーブにも対応できなくて苦しい試合だった」と振り返り、「今日は調整してすごくいい試合ができて良かったと思います」と2戦目での修正には手ごたえを明かした。

大藤は早田ひな(日本生命)に代わり出場した「WTTチャンピオンズンモンペリエ」で日本勢3人を下し、初出場で初優勝。その後も「WTTコンテンダーマスカット」に出場するなど、自身初のトップ10入りを果たした一方で、連戦の影響も心配される。

それでも大藤は、「全然大丈夫です。チャンピオンズは1日1試合で、休憩しながらできるので1試合ずつ全力でできている」と問題ないことを強調。準々決勝での初対戦が決まった陳幸同(中国)について「試合はいつも観ているんですけど、初めて対戦するのですごく楽しみな気持ちでいっぱい」と期待を膨らませた。

Advertisement


2大会連続出場のチャンピオンズでもベスト8入りを果たした大藤。成長著しい20歳が再び快進撃を見せて上位争いに加わるのか。

◆「オオドウが旋風を巻き起こす」大藤沙月、仏選手相手の圧勝劇に高まる期待 躍進の20歳を称賛「スタイリッシュに勝ち進んだ」

◆【動画あり】張本美和、平野美宇との注目対決勝利に「期待通りの活躍を見せた」 大会公式は決勝進出にも期待「あと2勝でタイトル争いに到達」

◆伊藤美誠が認めた20歳・大藤沙月の躍進「日本人選手を3人倒したので……」 張本美和ら若手が台頭も「自分たちも負けないように」