プエルトリコのウインターリーグに参加中の藤浪晋太郎投手が8日(日本時間9日)、所属する「ヒガンテス・デ・カロリーナ」で初登板。3回2安打3奪三振1失点の好投を見せた。
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■代理人ボラス氏「メジャーリーグに残るため」
メッツ傘下のマイナーからFAとなった藤浪は現在、プエルトリコのウインターリーグに参加中。この日は、背番号19のユニフォーム姿で先発マウンドへ上がった。
藤浪は、初回の先頭打者にあわや本塁打となる二塁打を浴びると、暴投で走者を三塁に進め、3番打者に中前適時打を喫した。不安定な立ち上がりに苦しむも、2回表は力強い投球で相手打線から2つの三振を奪い、続く3回表も無失点に。危なげない投球で相手打線を封じ込めた。
今季はメッツと年俸335万ドル(約5億円)でメジャー契約を結んだものの、オープン戦で結果が残せず開幕前にマイナーへ降格。その後は、右肩を痛めるなどメジャー昇格を果たすことなく全日程を終えていた。
藤浪の代理人を務めるスコット・ボラス氏は、7日(同8日)まで米テキサス州サンアントニオでのメジャーリーグGM会議に出席。会見の場で「ウインターリーグに集中しているのはメジャーリーグに残るため」と、藤浪の第一希望についても明かしていた。日本球界復帰の可能性については「まずはプエルトリコで投げること。健康な状態かを確かめる。プエルトリコで登板後に日本球界からの興味もあわせて検討する」と話している。藤浪の奮闘は続く。
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