国際卓球連盟(ITTF)は26日、2024年第48週の世界ランキングを発表。国際大会で好成績を収めた日本選手が順位を上げている。
なかでも「WTTファイナルズ福岡2024」の男子シングルスで準優勝を果たしたのが張本智和(智和企画)。世界ランキングでトップ3入りした日本のエースについて公式サイトも評価を与えている。
◆張本智和が脱帽した世界1位・王楚欽の“日本エース対策” 紆余曲折の2024年は「卓球選手として成長できた1年」
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■世界2位と演じた激闘
張本智は自国開催となったファイナルズで躍動。1回戦で世界5位の梁靖崑(中国)相手を3-1で下し好スタートを切ると、準々決勝の張禹珍(韓国)にはラリーで圧倒的な強さを見せストレート勝ち。
そのまま迎えた世界2位の林詩棟(中国)とは壮絶な打ち合いを演じ、フルゲームの末に逆転勝利。決勝は王楚欽(中国)の前に力尽きたが、大会前時点で世界ランクを上回る2人の中国選手を破るなど、存在感を示した。
世界ランクを7位から3位まで急上昇させた張本智に対して、WTT公式も賛辞を贈っており、「男子シングルスで唯一の日本選手として燃えるような情熱を見せてプレーしたトモカズ・ハリモトは、福岡での1週間で感動的なプレーを見せ、決勝まで見事な勝ち上がりで地元の観客を沸かせた」と評価。男子エースとしての責務を果たした21歳を称えている。
なお、公式サイトによると張本智が世界トップ3に返り咲いたのは19カ月ぶりとのこと。地元開催大会を盛り上げた張本智が2024年最後の国際大会を充実のパフォーマンスで締めくくった。
◆張本智和が力説した圧巻パフォーマンスの裏側 世界2位の林詩棟撃破に連呼した「たまたま」の正体