【香港カップ/3連単12点】ロマンチックウォリアー主役も、近3年で“2桁人気”が3着2回 陣営の意気を感じる穴馬は

【香港カップ/3連単12点】ロマンチックウォリアー主役も、近3年で“2桁人気”が3着2回 陣営の意気を感じる穴馬は
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8日、香港・シャティン競馬場にて、香港国際競走が行われる。メインを飾る中距離戦線の頂上決戦・香港カップ(GI、芝2000m)は日本時間17時40分発走予定。日本からは三冠牝馬リバティアイランド、昨年のダービー馬で前走・天皇賞秋2着のタスティエーラの2頭が参戦する。

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過去10年で香港馬が5勝、日本馬が5勝と、互角の勝負を演じているが、今年は地元のロマンチックウォリアーが、レース史上初の3連覇を目指し、ライバルに立ちはだかる。堂々と主役を演じ切るのか、それとも――。その結末を予想する。

◆【香港カップ2024予想/買い目】日本馬1頭を消し、ヒモ荒れ候補は諸外国勢にあり「3連単12点勝負」

■信頼度抜群、“香港の雄”

ここまで国内外で積み上げたGIは8勝。昨秋の豪州コックスプレートを皮切りに、クイーンエリザベス2世C3連覇や、距離不足を懸念された安田記念を含め、現在6連勝中と勢いに乗っている地元の雄・ロマンチックウォリアーの主役の座は揺るぎない。

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約5カ月半の休み明けとなった前走のジョッキークラブCは、最後流す余裕を見せながら、2着に4馬身1/4差をつける快勝で、少なくとも香港勢に対抗できる馬はいないだろう。

加えて、異国の地でベストディスタンスではない安田記念を、日本の並みいる強豪を相手に横綱相撲で完勝しており、地の利を生かせるホームコースに戻れば、その牙城を崩すのは容易ではない。

昨年の香港カップでは、ヒシイグアスが短頭+クビ差の3着、今年のクイーンエリザベス2世Cでは、プログノーシスがクビ差の2着と、彼らを物差しにすれば今年の日本馬に逆転の余地も……と考えられるが、永遠に“あと一歩のその差”を詰めることのできない“凄み”を、今のロマンチックウォリアーには感じられる。ここは素直に信頼したい。

■明暗分かれそうなクラシックホース2騎

日本から参戦する同期のクラシックホース2騎、タスティエーラとリバティアイランドが絶対王者に臨むが、三冠牝馬の前走、天皇賞・秋13着大敗は気にかかる材料だ。昨年のジャパンC2着までのパフォーマンスは、今後の牡馬勝りのレースぶりを予感させる強さだったが、今年のドバイシーマクラシックでは3着にとどまり、右前種子骨の靱帯炎に見舞われ、長期休養明けの前走が凡走。出来に関して万全の状態ではなかったものの、馬自身に明らかに“変化”が感じられる。

前走は大幅な馬体増もあり、ひと叩きされた今回は状態が上向く可能性もあるが、消長の激しい牝馬だけに、精神面で闘争心が失っている可能性も否定できない。本来の走りを取り戻せることができるかどうか、競走生活の分岐点になるかもしれない。

一方、クラシック三冠を走り切って以降、やや低空飛行を続けていたタスティエーラは、前走天皇賞・秋で、この馬らしい正攻法のレースぶりを見せて2着に好走。復調をアピールして見せた。

奥手の血筋で、本格化はこれからと思わせるタイプ。父サトノクラウンは、2016年香港ヴァーズの勝ち馬で、いかにもシャティンの馬場は向きそうな血統背景。今回が初めての海外遠征となるが、香港のGIを5勝し、当地を熟知している堀調教師の管理馬という点も魅力的だ。

鞍上は、ダービーを制覇したときのコンビ、D.レーン騎手という点もプラス材料。ロマンチックウォリアーとのガチンコ勝負で、どこまで食い下がれるか。