【MLB】ソト獲得で勢いに乗るメッツ、次のターゲットは佐々木朗希か 球団幹部「全力を尽くす」と明言 千賀滉大と先発ローテ形成へ

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佐々木朗希 (C) Getty Images

ロッテからポスティングされ、メジャー30球団との交渉が解禁となった佐々木朗希投手。9日(日本時間10日)から始まったウインターミーティングでも話題の中心となっており、メッツ幹部は「(獲得へ向けて)全力を尽くす」と明言。フリーエージェント(FA)市場の目玉だったフアン・ソト外野手を獲得した勢いに乗って、日本の若き怪物も手に入れる構えだ。

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■「本当に才能のある投手」

ダラスで行われているウインターミーティングで、メッツのデビッド・スターンズ編成本部長が2日連続で取材対応を行った。

合意報道が出たソトについてはノーコメントを貫いたが、佐々木については口を開いた。「直接会ったことはないので、ササキの性格については分からない」と断った上で、「私がコメントできるのは、彼は本当に才能のある投手だということ」と称賛した。

そして、「私たちは全力を尽くす。ただ、このようなプロセス(25歳以下でポスティングシステムを利用)では、選手の好みを本当に理解するのは難しい。通常のFA選手を勧誘するプロセスとは異なる。そのため、我々も他チームと同様にプレゼンテーション資料を提出し、ササキ陣営からのフィードバックを待つつもりだ」と語った。

■アピールポイントを強調

佐々木は現在23歳で、いわゆる「25歳ルール」が適用される。そのため、マイナー契約しか結べず、山本由伸投手(ドジャース)のような大型契約の締結は不可能。つまり、低予算のチームでも争奪戦に参加できる状況となっている。

そんな大争奪戦を勝ち抜くために、スターンズ氏はアピールポイントも披露。「(佐々木に対しては)我々が提供できる様々なサービスを強調したい。また、日本から来た先発投手がメジャーの日程に適応する際の経験についても理解してもらうつもりだ」とし、千賀滉大投手らとどう向き合ってきたかについても説明する意向だとした。

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「投球に関するサポート体制、健康管理体制、栄養管理体制も強調したい。我々がメジャーへの移行をスムーズに行えるだけのリソースと能力を備えていることを、彼に知ってもらいたい」と訴えた。

正式発表はないものの、ソト獲得が決定的となっているメッツ。勢いに乗って、日本の怪物も手に入れるつもりだ。

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