今季4年ぶり8回目の世界一に輝いた、ナ・リーグ西地区の名門ドジャース。大谷翔平投手と山本由伸投手の加入で、球界屈指の人気に拍車がかかる1年となった。
米データサイト『Baseball Reference』によると、今季は本拠地ドジャースタジアムの1試合平均観客動員数が「4万8657人」を記録。無観客の短縮シーズン(2020年)を除いて、2013年から11年連続でメジャートップに立った。
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■年間394万1251人は球団史上2番目
1962年に開場したドジャースタジアムは、収容人数がおよそ5万6000人。現在3万5000から4万5000人ほどが主流のメジャーリーグにおいて、際立って大きい球場として知られる。直近12年間で11回の地区優勝、2度の世界一を誇る安定した強さが多くの観客を呼び込んでいる。
球団創設141年目の今季は、大谷と山本が加入し人気が加速。少ない伸びしろの中で、昨季より1試合平均で1286人、年間で10万4172人とさらに観客動員数を伸ばした。年間では394万1251人で、2019年に次いで球団史上2番目にランクイン。来季は初の400万人超えの可能性も見えてきた。
今季の30球団最下位は、2028年からネバダ州ラスベガスへ移転するアスレチックスの平均「1万1386人」。年間でも92万2286人で100万人には届かず、来季から27年まではジャイアンツ傘下の3Aサクラメントが使用するサターヘルスパークが暫定本拠地となる。ファンと球団との確執が絶えず、完全に見放されてしまったアスレチックスは新たな土地で再出発を図る。
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