9日(日本時間10日)から米テキサス州ダラスでウインターミーティングがスタート。初日にはドジャースのデーブ・ロバーツ監督が取材に応じ、フリーエージェント(FA)になったテオスカー・ヘルナンデス外野手の去就に言及。「彼が戻って来ないというのは辛い」と話し、改めてチームとの再契約を望んだ。
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■「私はテオの大ファンだ」
「T・ヘルナンデスの穴を埋めるのはどれだけ大変か」と問われたロバーツ監督は、「厳しい。私はテオの大ファンだ。彼が戻って来ないというのは、私にとってはつらいことだ」とし、残留が叶わなかった場合の痛手を口にした。
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一方で「彼は非常に生産的な1年を過ごし、FA選手として非常にいい立場にいる。見極めて、決断を下すだろう」とし、FA市場で人気となっている状況に理解を示した。
ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献したT・ヘルナンデスは、かねてより残留を希望。ただ、FA市場最大の目玉フアン・ソト外野手のメッツ行きがほぼ決まったことで、争奪戦に敗れたヤンキースやブルージェイズが、ソトの代役としてT・ヘルナンデスに白羽の矢を立てた可能性が浮上。市場での人気が急速に高まっており、ドジャースを上回る条件を提示した球団に移籍する可能性は否定できない。
■パヘスらの台頭に期待か
米メディア『ドジャース・ネーション』もT・ヘルナンデスについて、「ドジャースは厳しい競争に直面している」と認めた上で、来季ポジションを予想した。
内野陣は捕手にウィル・スミス、一塁手にフレディ・フリーマン、二塁手にはギャビン・ラックスを置き、三塁手にマックス・マンシー、遊撃手にはムーキー・ベッツを配置。外野陣は左翼手に新加入のマイケル・コンフォートを充て、中堅手はトミー・エドマン、そして右翼手はアンディ・パヘス。DHは今季に続き大谷翔平とした。
もちろん、ドジャースにとってはT・ヘルナンデスとの再契約がベストだが、人気が高まっている中、果たして思い通りに運ぶのか。チームの補強プランに注目が集まる。
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