【MLB】大谷翔平が「MVPを受賞できるかは疑問だった」 公式が戦前の懸念的指摘も“前人未踏”の記録を評価「歴史的なシーズン」

 

Y.Imoto/SPREAD編集部

【MLB】大谷翔平が「MVPを受賞できるかは疑問だった」 公式が戦前の懸念的指摘も“前人未踏”の記録を評価「歴史的なシーズン」
ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

MLB公式は25日(日本時間26日)、「2024年最高と最悪の予測を再検証」と題した記事を掲載。2024年シーズン前に専門家による予想が立てられたトピックを紹介し、振り返りを行っている。

このリストに名を連ねたのがドジャース大谷翔平投手。移籍1年目で打者専念となったシーズンでMVPに輝いた活躍を称えている。

◆大谷翔平が2025年に達成しそうな記録は? メジャー通算本塁打&安打は節目の数字が射程圏内、“二刀流復活”で勝利数にも注目

■ジャッジやウィットJr.らも選出

大谷は2024年シーズンに159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点、OPS1.036、59盗塁など各項目でハイレベルな数字をマーク。ホームラン、打点の2冠に輝き、「50-50(50本塁打50盗塁)」も記録して、DH専任では史上初のMVPに輝いた。

MLB公式は大谷を「ナショナル・リーグMVP候補(本命)」と予想していたが、エンゼルス最終年に右ひじを手術した点を考慮して、「新チームで、当時史上最高の契約で、二刀流としての実績を重ねられないことを考えると、2年連続通算3度目のMVPを受賞できるかは疑問だった」と、打者専念となることが懸念であると見立てていた。

しかし、大谷は周囲をよそに打者としてキャリア最高の1年を過ごし、盗塁に力を入れるなど新たな進化を見せて圧倒的な数字を残した。「打撃だけに集中したオオタニは歴史的なシーズンを送り、MLB史上初めて同一シーズンに50本以上の本塁打と、50以上の盗塁を記録した」と前人未踏の記録となった「50-50」がMVPの決め手になったと記されている。

なお、記事内では「本塁打争いのリーダー(本命)」と見ていたアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)のメジャー全体トップの58本塁打や、「ア・リーグ首位打者のダークホース」としていたボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)が打率.332でタイトルを獲得したことなども取り上げられている。2024年を彩った選手たちのなかに大谷も堂々と名を連ねた。

Advertisement


◆【2024年末年始版】大谷翔平の「年末年始特番」主なテレビ放送スケジュール ロバーツ監督独占インタビューも

◆大谷翔平、もっとも厳しい場面で跳ね上がった「OPS1.011」 7年間の“状況別打撃成績”で真価浮き彫り

◆大谷翔平とジャッジが際立つ「総合的な打撃力」 “得点を生み出す力”でリーグ最高の指標に