米メディア『Newsweek』の電子版は20日(日本時間21日)、「元ドジャースのオールスター選手がファン待望の復帰に意欲 重要な契約になる可能性も」と題した記事を公開。現在レッドソックスからFAのケンリー・ジャンセン投手に関する話題を取り上げた。
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■通算447セーブの守護神の去就は……
同記事によると、ジャンセンは空港で米メディア『TMZスポーツ』の直撃取材に応じたようで、ドジャース復帰の可能性について答えたとのこと。ジャンセンは、「どうなるかわからないよ。今はフリーエージェントだから、これからどうなるか見てみよう。どこであれプレーする準備はできている」と、ドジャース復帰も厭わない構えを見せたそう。
また、近年話題のドジャースの大型補強に触れたインタビュアーが「ほぼ反則レベル」と評すると、ジャンセンは反論。「それは不公平じゃないよ。彼らは競争したいんだ。ワールドシリーズにもう1回勝ちたいんだ。それが彼らのためになるんだよ」と擁護。かつての古巣に対して、感謝と賞賛の姿勢を示したという。
現在37歳のジャンセンは、メジャー15年間で通算871試合に登板。447セーブを挙げ、防御率2.57と球史に残る好成績を残している。昨季もレッドソックスで54試合に登板、4勝2敗、27セーブ、防御率3.29と堅実な働きを見せた。
投球の8割以上がカットボールという、殿堂入り右腕マリアーノ・リベラ氏を彷彿とさせる異色のクローザー。ドジャースでも350セーブを挙げた人気者ジャンセンの復帰は実現するのか。タナー・スコット投手とカービー・イエーツ投手の獲得で、ベテラン右腕のブルペン加入は厳しい現状だが、同記事では「ドジャースはどのチームよりも投手層の重要性を理解しているはず」と、わずかな可能性に期待を寄せている。
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