ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は24日、東京・有明アリーナでWBO同級11位のキム・イェジュン(韓国)と対戦。自身3度目の防衛戦に臨む。
井上は昨年12月24日にIBF、WBO世界同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)と対戦予定だったが、相手の負傷のため試合が1カ月延期に。さらに、11日に再び負傷したことで両者の試合は中止となり、戦績21勝(13KO)2敗2分の代理挑戦者キムとの試合が決まった。井上は異例続きの興行でもいつも通りのボクシングで3度目の防衛成功なるか注目が集まっている。
ここでは世界タイトル戦「井上尚弥 vs. キム・イェジュン」の試合結果をリアルタイムで更新する。
◆井上尚弥は「僕よりも感情的な人」KO負けの“日本人キラー”が明かした王者の印象とは‥‥ 「速くて、簡単ではないなと」
◆「こい!」挑発された数秒後にKO…井上尚弥の戦慄勝利に海外メディアも驚がく「井上に前に出てこいと誘うべきではない」「近寄らせたら数秒後に」
目次
ライブ速報・試合結果
井上尚弥、4回2分25秒KOで3度目の防衛成功!
20:03 煽りVスタート
20:06 入場
キム・イェジュン入場。続いて、拳を突き上げた井上尚弥が入場。大歓声の中、リングイン!
ジャッジ、レフェリー紹介終了。両者の選手紹介終了フェースオフ。
20:20 【第1ラウンド】
最初プレッシャーをかけたキム・イェジュンだが、すぐに井上がリング中央を取り返す。近距離で様子を見合いながら第1ラウンド終了。
20:24 【第2ラウンド】
左ジャブを打ち合う両者。井上はコーナーにキムを追い込む。カウンターを繰り出す井上。ジャブを顔面に受けたキムの顔面が赤く腫れあがる。キムも井上にワンツーを当てた。
20:28 【第3ラウンド】
井上がジャブでコントロールし、キムをロープ際に追い込む。井上が右を当てるとキムが「もっと来い」と挑発する場面も。井上の右をもらわないようにキムは左のガードを固めつつ積極的に攻める。
20:33 【第4ラウンド】
2分25秒、井上がボディを効かせて顔面にワンツーを放ち、キムが崩れ落ちる。タオルが投げ込まれ、試合終了。井上がKO勝ち!
キムは起き上がれず。井上は10戦連続KO勝ち!キムは初ダウンを喫した。
【動画】なんとか耐えるキムに完璧なワンツー炸裂! 井上尚弥による圧巻の決着シーン
20:39 【試合後マイク】
「思った以上に会場に足を運んでくださり、ありがとうございました!」
「いつもより被弾するパンチが多いと思うんですけど、対策不足があり、リングで確認しながらの戦いでした」
「キャリア最後までレベルアップできるようなトレーニングを続けて行きたい」
キム・イェジュン退場時、会場からは大歓声と拍手が起こりインタビューが一時中断。
井上も拍手で見送った。
「2025年は自分にとっても大切な年にしていきたい」
春にラスベガスでの試合を公式発表!
「今年、ラスベガスとサウジアラビアと海外での試合にも期待して頂ければと思います!」
Goat(s) 🐐 @trboxing pic.twitter.com/pNShWAMzIN
— Carl Moretti (@CarlMoretti) January 24, 2025
スーパーバンタム級での対戦結果
2023年7月25日
WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
スティーブン・フルトン(米国) 8ラウンド 1:14 TKO
2023年12月26日
WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦
マーロン・タパレス(フィリピン) 10ラウンド 1:02 KO
2024年5月6日
4団体防衛戦①
ルイス・ネリ(メキシコ) 6ラウンド 1:22 TKO
2024年9月3日
4団体防衛戦②
TJ・ドヘニ―(アイルランド) 7ラウンド 0:16 TKO
■金芸俊(キム・イェジュン)
キム・イェジュンは1992年10月11日生まれの32歳。韓国・ソウル出身。これまでの戦績は21勝(13KO)2敗2分。ニックネームは「トラブルメーカー」。日本人との過去の対戦成績は、7戦7勝(5KO)と負けなしで、“日本人キラー”とも呼ばれる。サウスポー中心のスイッチヒッターで、WBOオリエンタル、IBFアジアという地域タイトルを獲得したことがある。今回がキムにとって初の世界タイトル挑戦となる。ベルトを手に入れれば、韓国の男子ボクサーとしては19年ぶりの王者誕生となる。
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