ボクシングの世界スーパー・バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は24日、東京・有明アリーナでWBO同級11位のキム・イェジュン(韓国)と対戦する。
23日には公式計量が行われ、井上は55.2キロ、キムも55.2キロで計量を一発でパス。試合が決まった両者の戦前オッズを海外ブックメーカーが公開している。
◆【実際の投稿】「計量クリア!!」井上尚弥、公開計量の写真とともに明日の意気込みを発信「明日は見てくれる全ての方にパーフェクトなメッセージを!」
■井上勝利は「1.02」倍、キム勝利は「19.00」倍
試合前日時点で大手ブックメーカー「Bet365」は、井上勝利に「1.02」、キム勝利に「19.00」のオッズを設定。計算上は、井上勝利に1万円を賭けたとしても、200円のプラスにしかならない。井上が圧倒的有利との見方だ。
ラウンドごとのベットでは、井上は2~3回が「6.00」ともっとも高く、続いて1、4回が「6.50」と序盤のKO勝ちが有力視されている。一方のキムは、全12ラウンドを通してKO勝ちは「101.00」と確率は極めて低い。また、判定のオッズは、井上勝利が「9.00」、キム勝利が「51.0」となっている。
戦績は井上が28勝(25KO)無敗に対し、キムは21勝(13KO)2敗2分。井上は昨年9月に行われたTJ・ドヘニー(アイルランド)戦で7回TKO勝ちを収め、2度目の防衛に成功。キム戦で3度目の4団体防衛に臨む。ボクシング男子のタイトルマッチでの日韓対決は、2013年に亀田興毅(亀田)がソン・ジョンオに判定勝ちをして以来、約11年2カ月ぶりとなる。
計量後に井上は自身のXを更新。「計量クリア!!明日は見てくれる全ての方にパーフェクトなメッセージを!応援よろしくお願いします」と意気込みを投稿している。
はたして井上は海外ブックメーカーの予想通りキムを4ラウンド以内にKOすることができるのか。約11年2カ月ぶりの日韓戦の行方に注目だ。
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