卓球の「シンガポールスマッシュ2025」は2日から本戦が開催される。日本からは上位進出が期待される選手がエントリーしており注目が集まる。
昨年の国際大会で好成績を残し、世界ランキングを7位まで上げたのが大藤沙月(ミキハウス)。大会公式サイトも今大会に挑む日本の新星に関心を寄せている。
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■全日本では初のベスト4入り
大藤は昨年のWTTシリーズで下のカテゴリーから優勝を果たし、実績を積み重ねると、世界ランキングもトップ10圏内へ浮上。先日の「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」でもベスト4と結果を残し、今回のシンガポール大会へ参戦する。
2日にジャン・ゼン(シンガポール)との1回戦を控える大藤の初戦をWTT公式サイトも注目試合に選出。「日本の新星であるサツキ・オオドウがライオンシティで名を挙げたいと意気込んでいる」と上位進出を窺うと期待している。
記事内では昨年10月に大藤が張本美和、平野美宇(木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)を下して優勝し名を挙げた戦いに触れながら、「昨シーズンのWTTチャンピオンズモンペリエで注目を浴びる優勝を成し遂げ、一躍脚光を浴びた第7シードの彼女は、シンガポール出身のジャン・ゼンとの難しい試合に挑む」と地元選手との戦いが簡単ではないと言及。「地元の観衆が地元のヒーローを応援し、両選手ともに好調なスタートを切ろうとしているなか、スリリングな展開が予想される」と盛り上がりが見られるとしている。
なお、大藤は今大会で平野と同じ山に入っており、3回戦まで互いに勝ち上がれば同士討ちが実現する。そんななか、まずは世界ランキング59位のシンガポール勢にどのような初陣を迎えるか注目が集まる。
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