「UFC312」が8日(日本時間9日)、オーストラリア・シドニーで開催され、ヘビー級マッチではUFCデビュー戦のタリソン・テイシェイラ(ブラジル)がジャスティン・タファ(ニュージーランド)と対戦し、1ラウンドわずか35秒でKO勝利を飾った。
格闘技専門メディア『ブラッディー・エルボー』によると、テイシェイラは2021年にプロに転向して以来、全試合を1Rフィニッシュで終えており、今回のUFCデビュー戦を含めた戦績は8勝無敗(7KO、1一本)。「8試合連続1Rフィニッシュ」という驚異的な記録を更新した。
◆【実際の映像】身長2m超えファイター、“会場どよめき”の35秒KO殺で衝撃のUFCデビュー! 8試合連続1Rフィニッシュ
■「UFCで最も背の高いファイターが35秒KO」
試合では終始テイシェイラが主導権を握った。テイシェイラがテイクダウンを試みてフェンスにタファを押し込むと、膝蹴りを腹部にヒットさせ、鋭い右肘を叩き込みマットに沈めた。その後3発のパンチを頭部に打ち込み、タファが防戦一方となったところでレフェリーストップ。
身長6フィート7インチ(約201cm)のテイシェイラが自身の持つ記録を8連勝、8連続1Rフィニッシュに更新し、圧巻のUFCデビューを飾った。
専門メディア『ブラッディー・エルボー』は「UFCで最も背の高いファイターがUFC312で35秒ノックアウト勝利を収め、完璧な記録を更新」との見出しで記事を掲載し、「UFC312で最もエキサイティングなデビュー戦を繰り広げた」と試合内容を絶賛。
現地メディア『スポーツ・イラストレイテッド』は「UFC312で、ヘビー級新人選手がファンの人気選手を35秒で倒す」と報道し、「UFCはより多くのヘビー級の才能を必要としており、テイシェイラが次世代のトップコンテンダー(王座挑戦者)の座を射止めるファイターになることは間違いない」と今後の活躍にも期待を寄せた。
◆【実際の映像】身長2m超えファイター、“会場どよめき”の35秒KO殺で衝撃のUFCデビュー! 8試合連続1Rフィニッシュ
◆「恐ろしいレントゲン写真を披露」TKO負けの元UFC王者、右あご骨折を報告 地元で悔しい敗戦も……米メディア「試合を続行できなかった理由が分かった」