【UFC】敗れたストリックランドが“衝撃発言”「鼻を6カ所くらい骨折した」……試合中には折れた鼻を3回戻したと明かす「とんでもない戦いだった」

 

A.Kudo/SPREAD編集部

【UFC】敗れたストリックランドが“衝撃発言”「鼻を6カ所くらい骨折した」……試合中には折れた鼻を3回戻したと明かす「とんでもない戦いだった」
UFCミドル級王者デュ・プレシ(右)と前王者ストリックランド(C)Getty Images

UFC312」が8日(日本時間9日)、オーストラリア・シドニーで開催され、ミドル級タイトルマッチでは前王者ショーン・ ストリックランド(米国)が現王者ドリカス・デュ・プレシ(南アフリカ)に挑戦するも敗北。第4ラウンドでは、鼻に強烈な右ストレートを被弾し骨折。大量の血を流しながらもフルラウンドを戦い抜いた。

敗れたストリックランドは9日(日本時間10日)、自身のインスタグラムを更新し「映画では折れた鼻を戻すのは難しく見える。俺は試合中に3回鼻を戻さなければならなかった。この分野のエキスパートかもしれない!(笑)」と衝撃的なコメントを載せた。

◆【実際の動画】「鼻を6カ所くらい折った」鼻が曲がり、大量に出血しながらも果敢に攻める前王者ストリックランド……終了のゴングが鳴ると、観客はスタンディングオーベーション!

■「ドリカス、脱帽だ」と王者を称賛

ストリックランドは2023年9月に開催された「UFC293」で王者イズラエル・アデサニヤに挑戦。圧倒的不利予想のなか、番狂せを起こし判定勝ちして同級王者となった。しかし、24年1月に今回対戦したデュ・プレシに判定負けを喫して王座陥落。同年6月に同級7位のパウロ・コスタに勝利し、今回のタイトルマッチに挑んだ。

ベルト奪還に燃えるストリックランドだったが、1ラウンド目から左のハイキックや右を被弾。2、3ラウンド目もデュ・プレシの打撃に押され、第4ラウンドに被弾した右ストレートで鼻を骨折。おびただしい量の血を流しながらも5ラウンドを戦い抜き、試合終了のゴングが鳴ると、観客のスタンディングオーベーションのなかふたりは抱き合って健闘を讃えた。

試合後に現地専門メディア『MMAジャンキー』は「ショーン・ストリックランドは、UFC312の再戦で彼を破ったドリカス・デュ・プレシスを全面的に称賛した」との記事を掲載。

記事によると、ストリックランドは自身のインスタグラムの動画で「ドリカス、脱帽だ」と述べ、「とんでもない戦いだった。鼻を6カ所くらい折った。幸い、鼻は折れすぎていて戻すのは簡単だ。あれは新しい経験だった」と手放しで絶賛したという。

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また今回のタイトル戦について、『MMAジャンキー』は「ストリックランドが全会一致の判定で敗れた試合は、彼のキャリアで最も血なまぐさい試合の一つとなった」と紹介。『ブラッディ・エルボー』は「デュ・プレシは圧倒的な強さでタイトルを守り、ミドル級チャンピオンとしての地位を固め、両者のライバル関係に終止符を打った」と報道した。

現王者デュ・プレシは立場が逆転して迎えた再戦でもストリックランドを下し2度目のタイトル防衛に成功。今回の勝利でUFC9連勝、自身11連勝となった。

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