第61回金鯱賞(16日/GII、中京芝2000m)には、中日新聞杯を制し2連勝中のデシエルト、3連覇がかかるプログノーシス、岩田康騎手を背に重賞2勝目を目指すホウオウビスケッツなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「クイーンズウォーク」を取り上げる。
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目次
■クイーンズウォーク
一流ジョッキーであればあるほど、ビッグレースになれば騎乗馬が被ってくるもの。それこそ国内で現在1、2を争う川田騎手ともなれば、こんなことは日常茶飯事のことでしかあるまい。川田騎手クラスになれば、先約云々に関係なく自らの意思で選べるはずである。そもそも、同馬とプログノーシスに限れば、共に懇意にしている中内田厩舎所属の馬。このどちらかであれば、まさに好きに選択できたはずなのだ。にも関わらず、実際に騎乗するのは世界で活躍しているプログノーシスでもなければ、GI級の資質を秘めるラヴェルでもなく、現状は牝馬限定のGIIレベルでしかない同馬だ。
誰よりも競馬に真摯に取り組む騎手がクイーンズウォークを選んだのだから理由は一つしかなかろう。単純にスケールなら一番、そういう決断とみる。確かに前走も厳しい展開だったことを思えば、着順以上に内容は濃い。あれだけ無茶苦茶やってもバタッとこない辺りが非凡さの証明ということか。その前走の早仕掛けが癖とならぬよう直前は、極端にメリハリをつけ、溜めて弾ける、の再教育を怠っていない点も見逃せない。そしてCWラスト1F10秒8は自己最速と切れに切れたとなれば、この馬本来の走りができるだろう。まだ底がある方に一票。
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