総合格闘技イベント「RIZIN男祭り」は4日、東京ドームにて開催され、第15試合は朝倉未来が3ラウンド2分56秒で前王者・鈴木千裕を相手にドクターストップによるTKO勝ちを収めた。
試合後、朝倉は自身のYouTubeを更新。「勝利しました、やったぜ」と笑顔でガッツポーズを見せ、激闘を振り返った。
◆【5月5日更新】朝倉未来、シェイドゥラエフ、鈴木千裕、平本蓮らRIZIN勢は現在何位? 【最新世界フェザー級ランキング】
■「泥臭くても絶対に勝つ」
試合後インタビューでも語った復帰戦のプランは、自分を信じてきたファンのためでもあった。
動画内で朝倉は「ここ最近負けていて、俺はもっと自分は強いと思っていたけど、弱い弱いと言われて俺のことを信じているファンの人たちに悔しい思いをさせていた。そこを払拭したいと思って頑張りました。ホッとしました」と語った。
「オープニングセレモニーの時の歓声が凄くて感動しました。これだけの人が待っててくれたんだ、と」と東京ドームの大歓声を噛み締めた朝倉。「今日は綺麗に勝とうというのではなく、何が何でも、泥臭くても勝つという強い気持ちで挑みました」と徹底したテイクダウンで鈴木の打撃を封じた試合運びを振り返った。
一方、鈴木に対しては「男気参戦ということで盛り上げてもらってありがとう。あのファイティングスピリッツは、今後必ず格闘技界を背負う。これで3連敗だけど、ここから覆していくと思う」とエールを送り、続けて「一緒に昇っていけたらと思います」と連敗から再起した自身に重ねた。
■「またベルトに絡んでいく」
動画内ではメインカードのフェザー級タイトルマッチにも言及。新王者・シェイドゥラエフに対しては「めちゃくちゃ強いと思うけど、全然俺はいけると思うんで。格闘技の才能は俺が一番」と朝倉らしい強気の発言を見せつつ、敗れたクレベルには「悔しかったね。勝っていたら、クレベルとやりたかった。でも2回目もあるよね。まぁ仲は良いですけど」とニヤリ。
控え室では昨年誕生したクレベルの次男を抱いたエピソードを披露し、「クレベル・ベイビーを抱っこして写真を撮ったんですけど。こいつも三角絞め覚えるのかな」と笑顔で語った。
RIZINでは今夏『超RIZIN.4』開催のプランが浮上している。これまで超RIZINシリーズでは全てメインを努めてきた朝倉の参戦はあるのか。
今後については「平本の時に切れたところまた切れて、口の中を何針も縫った」と負傷を懸念しながらも「またベルトに絡んでいくような相手とやりたい」と語った朝倉。最後に「また新しいショーの始まりです。楽しみにしていてください。すぐにリングに戻ってきたいと思います」と次戦へ向いた。
◆【5月5日更新】朝倉未来、シェイドゥラエフ、鈴木千裕、平本蓮らRIZIN勢は現在何位? 【最新世界フェザー級ランキング】
◆「平本戦も同じプランだった」セコンドの朝倉海、兄・未来の復帰戦を語る 「漬けて漬けまくって打撃を当ててTKO、完璧です」
◆【動画あり】「強くなって帰ってきました」朝倉未来、“完全復活”前王者・鈴木千裕に3RTKO勝ち 東京ドーム大激震「最強じゃないといけない」