今週はサマースプリントシリーズの第2戦、第60回北九州記念(GIII、芝1200m)が小倉競馬場で行われる。
今年は、葵Sを制したアブキールベイに、同2着クラスペディア、小倉2歳S覇者エイシンワンドといった若き3歳勢が中心。対する古馬勢は、昨年の当レース2着ヨシノイースターや、同3着モズメイメイ、昨年のCBC賞覇者ドロップオブライト、上がり馬のヤマニンアルリフラ、ヤマニンアンフィルなど抜けた存在がいない混戦模様。波乱含みの一戦となりそうだ。
そんな中、重賞初挑戦で初制覇を狙うロードフォアエースが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。
◆【北九州記念2025予想/追い切り診断】“打倒ロードフォアエース”一角に「S」の最高評価 自らギアを上げて「精神的にもゾーンに入った」
目次
■初重賞で見込まれたハンデ……頭勝負できない理由
4歳のロードフォアエースは、デビューから13戦して【4.8.0.1】と安定した成績を残しており、唯一崩れたのは4戦目の1勝クラス(ダ1900m)のみ。昨夏から芝1200mだけを使われるようになってからは、7戦してパーフェクト連対を誇り、オープン入りしてからは北九州短距離S、米子城S、春雷Sと3戦連続2着。抜けた存在のいない今回のメンバーなら人気を集めることは必至だ。
しかし、過去10年の優勝馬の半数は6番人気以下だったように、北九州記念は波乱含み。1番人気の成績は【0.4.1.5】、2番人気は【1.0.1.8】と、上位人気の信頼度はいまひとつで、アテにはできない。加えて過去10年の勝ち馬をみると、過半数以上となる6頭が牝馬。一方、3番人気以内に支持された牡・セン馬は【0.2.1.9】と勝ち切れていない。牡馬のロードフォアエースも、過剰に人気を集めるようであれば疑ってかかりたいところだ。
また、重賞初挑戦という点もマイナス材料。過去10年の勝ち馬10頭は、いずれも過去に少なくとも1戦は重賞への出走歴があり、ここが初重賞で即優勝を決めた例はない。加えて連対延べ20頭中13頭は芝1200mでの重賞で3着以内、あるいはオープン特別勝ちの実績を持っており、残る7頭中5頭は小倉芝1200mでの勝利実績を持っていた。ロードフォアエースは芝1200mでのオープン特別は未勝利で、小倉芝1200mも未勝利。勝ち切るまでには至らない可能性大だ。
加えて、メンバー中、実績面ではまだまだ下位に部類するロードフォアエースだが、9歳とはいえ前走リステッド競走を制したカリボールや重賞勝ちの実績があるアスクワンタイム(除外対象)が56キロなのに対し、本馬は斤量56.5キロ。ややハンデが見込まれた印象もある。前走が馬体重544キロと斤量負けしない大柄な馬体ではあるが、過去10年、520キロ以上の馬は【0.2.0.10】と勝ち切れていない点も気がかりな材料といえるだろう。
ここまで安定した成績や、川田&友道コンビということもあり、主役の1頭として人気を集めそうなロードフォアエース。だが、人気通りに決着しそうにない夏のハンデ戦で、初重賞や斤量面など超えるべきハードルは高く、コロッと負けるなら今回かという予感も漂う。それらのことを踏まえると、過剰に人気を集めるようであれば妙味はないと判断し、少なくとも「頭」勝負は避けたい。
北九州記念2025 最新予想コラム一覧
【今週の注目レース】直近5走成績、展開予想、過去10年、大口投票も一目瞭然!
特集・有名人予想・過去10年データなど
◆【一覧】芸能人・予想家の「北九州記念2025」本命・注目馬予想まとめ 3連単69万馬券の函館記念で3着内を指名!
◆【北九州記念2025予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ
追い切り評価
◆【追い切り診断】“打倒ロードフォアエース”一角に「S」の最高評価 自らギアを上げて「精神的にもゾーンに入った」
◆【追い切り診断】“迫力満点”の動きに高評価「A」 終い重点のメニューで集中力アップし「ひと追い毎に良化」
データ分析・枠順傾向・穴馬など
◆【枠順傾向】ヨシノイースターが「0.0.1.9」の大外イン フラットな傾向も「脚質で取捨可能」単回収値606の穴候補は
◆【データ攻略】ロードフォアエースとアブキールベイの「買い or 消し」 上位人気濃厚の2頭に分かれる“明暗”は
◆【前走ローテ】人気一角に“GI馬も凡走”の鬼門データ 穴候補は単回収値「531」の刺客
全頭診断、外厩リスト…あわせて読みたいWinsightコラム
◆【北九州記念2025/全頭診断】「2.5.0.0」のロードフォアエースは軸不動か 配当妙味なら「3.1.0.0」該当の”爆穴”
◆【北九州記念2025/外厩リスト】ヨシノイースターは昨年同様の調整で虎視眈々 「在厩調整2騎」にも要警戒
◆【トレセンのウマい話】ノーザン期待の厩舎が重賞初V 北の大地から躍進必至、来年以降も注目の“騎手×厩舎”コンビは
◆【北九州記念2025/DATAピックアップ】国内屈指の「非主流血統」が強い舞台、最多勝利系統+強敵撃破の実績を持つ注目馬
◆著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。














![[過去10年]オークス2026の前走ローテ](https://spread-sports.jp/wp/wp-content/uploads/wordpress-popular-posts/386596-featured-75x75.jpg)
