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ノニト・ドネア「チャンピオンの人生だ」 井上尚弥との“運命の一戦”が迫る

ノニト・ドネア「チャンピオンの人生だ」 井上尚弥との“運命の一戦”が迫る
(c)Getty Images

WBA世界バンタム級スーパー王者ノニト・ドネア選手は、11月7日にワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝にて、WBA・IBF世界同級王者の井上尚弥選手と対戦する。

5日にインスタグラムを更新したドネア選手は、アメリカのミュージシャン、キリスト・グレーの歌詞を引用しながら「チャンピオンの人生」と意気込んだ。

 

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Lyrics Verse 2 @christongray TIME OUT : ????It’s the life of a champion Now I’m catching my second win (You know) The battle maybe over, but the war got colder It gets hard every now and then See I was saved as a little kid Knowing grace covered all I did I take a look at the past, with the good and the bad Man, we call that experience So I’m planning a strategy I can’t downplay the enemy Cause I’m making another move, bout gettin W’s Cementing my legacy Now tell ‘em bring everything they got And I’ma show ‘em everything they not With the game on the line and the Lord on my side You know I live for the final shot You better call a Time Out . #entrancesong #boxing #boxer #worldchampion #gloves #fight #philippines???????? #japan #wbss #ringstarsports #champion #dazn

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いじめ対策で始めたボクシングで世界の頂点に

5階級を制覇し、軽量級のレジェンドと目されるドネア選手。だが幼少期は身体が弱く、ひどいイジメにあった。その対策にと習い始めたのがボクシングだった。

愛称は『フィリピーノ・フラッシュ(フィリピンの閃光)』。鋭い踏み込みと強烈な左フックでKOの山を築いてきた。

ボクサーとして常に観客を楽しませるプロ意識の持ち主。派手なKOシーンの創出は、アジア系の軽量級ボクサーがアメリカで有名になるための手段でもあった。

(c)Getty Images

日本人ボクサーとは2012年にWBC名誉王者だった西岡利晃選手との対戦がある。必殺の左フックを警戒し、右のガードを顔のそばから離さなかった西岡選手に対し、ドネア選手が次々にパンチを当てる完勝だった。

井上尚弥と戦うのは運命

WBSS準決勝で井上選手はエマヌエル・ロドリゲス選手を2ラウンド1分19秒で倒した。試合後のリングにドネア選手が上がり両者は対面を果たしている。

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ドネア戦のファイトプランを聞かれた井上選手は、「ノニトは憧れていた選手なので戦えることは光栄。どう戦うかはこれから練っていきたい」と答えた。対するドネア選手は「自分と井上が戦うのは運命」と語った。

実は井上選手とドネア選手は2014年にも会っている。井上選手が世界2階級制覇を目指し、オマール・ナルバエス選手が保持していたWBO世界スーパーフライ級王座に挑戦する試合の前に、ドネア選手が井上選手を激励したのだ。

(c)Getty Images

この時点でナルバエス選手はWBO世界フライ級王座を16度、WBO世界スーパーフライ級王座を11度連続防衛中の大物だった。そのナルバエス選手にプロのリングで唯一黒星をつけたのがドネア選手。

井上選手が練習するジムを訪れたドネア選手は、激励だけでなく練習もサポートした

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ドネア選手からの応援を受けた井上選手は試合で圧巻のパフォーマンスを披露する。プロ・アマ通じて20年以上のキャリアで1度も倒れたことがなかったナルバエス選手から、4度のダウンを奪う2ラウンドKO勝ちでタイトル奪取。

試合後のナルバエス選手は、自分を破ったふたりを比較して「井上はドネアよりも強かった」という感想を残している。

5年越しの対戦が実現した井上選手とドネア選手。運命の一戦が刻一刻と迫る。

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