今週は2歳マイル王決定戦、第77回朝日杯フューチュリティステークス(GI、芝1600m)が阪神競馬場で行われる。
今年は、新潟2歳S覇者リアライズシリウスをはじめ、デイリー杯2歳Sを制したアドマイヤクワッズ、サウジアラビアRC覇者エコロアルバ、京王杯2歳Sを制したダイヤモンドノットと、重賞ウイナーが4頭参戦。そのほか、デイリー杯2歳S2着カヴァレリッツォや、同3着アイガーリー、秋明菊賞を勝ったタガノアラリアなど、伏兵陣も多彩で激しい攻防が期待される。
そんな中、2戦2勝のリアライズシリウスが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。
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目次
■人馬ともに不安要素が多いリアライズシリウス
6月のデビュー戦で2着に7馬身差の楽勝を果たしたリアライズシリウス。続く新潟2歳Sでも、2番手から楽に抜け出し、後続を寄せ付けず4馬身差の完勝。2着タイセイボーグが先週の阪神JFで3着、3着フェスティバルヒルはファンタジーSを制しており、好メンバーが相手のレースだったことは価値が高く、今回も注目を集めることは必至だろう。
朝日杯FSは、京都で開催された昨年を除き、近5年(2019~23年)は、前半800mが45~46秒台、後半800mが47~48秒台で、ミドルからハイペースで争われる傾向にあり、前半から高いスピード力、加えて後半の持続力が求められる。
リアライズシリウスは、新馬戦も新潟2歳Sも前半からスローで流れ、上がりだけの瞬発力勝負でレースを制してきたタイプ。近年の傾向通り、今年の朝日杯FSもテンから速いペースで流れた際に、果たして対応できるだろうか。
また前走新潟2歳S勝利から直行で参戦した馬は、過去10年で【0.0.0.3】と数は少ないが、3頭とも3、4、6番人気と、それなりに支持を集めていたにもかかわらず、すべて2桁着順に大敗。人気を裏切るかたちとなっており、臨戦過程としての信頼度はいまひとつだ。
加えて、リアライズシリウスは初めての右回りコースへの参戦。過去10年の勝ち馬10頭中9頭は、右回りコースですでに勝ち星を挙げており、その経験値は大きくモノをいう。近年、右回りが未経験だった馬は、2016年ダンビュライト(2人気13着)、18年グランアレグリア(1人気3着)、23年シュトラウス(2人気10着)など、人気を集めながら結果を残せなかったパターンが多い。ペースや回りなどリアライズシリウスの経験不足な面は否めない。
そしてコンビを組む津村騎手だが、これまでに阪神の重賞は【0.1.1.28】と一度も勝っておらず、GIに限ると【0.0.0.14】で、馬券にも絡んだことがない。美浦所属で関西へ遠征する機会が少ないとはいえ、今年は阪神で【0.1.1.12】と勝てておらず、この点も懸念材料といえるだろう。
新種牡馬ポエティックフレア産駒初のGI制覇も含めて、期待の大きいリアライズシリウスだが、前述したように不安な点は多く、人気ほどの信頼感はないと考え、少なくとも「頭」勝負は避けたい。
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◆著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。
















