【オークス/全頭診断】桜花賞馬スターアニスは盤石か 相手筆頭候補に「6.0.0.3」条件合致の関東馬

【オークス/全頭診断】桜花賞馬スターアニスは盤石か 相手筆頭候補に「6.0.0.3」条件合致の関東馬

今週は東京競馬場で、第87回優駿牝馬(オークス/GI、芝2400m)が行われる。今年はスターアニスが牝馬二冠を目指し参戦する。

ここでは馬券検討のヒントとして、出走馬18頭の全頭診断を行う。

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■オークス2026 出走予定馬全頭診断

・1枠1番 ミツカネベネラ

近3走すべてで掲示板外に敗れている馬。厳しい。

・1枠2番 レイクラシック

矢車賞は勝ち馬を捕らえられず2着。GIのメンバーでは分が悪い印象も、左回りの成績【1.1.0.0】に一縷の望みを託せそうだ。連対圏突入は難しいと思うが、3着のゾーンでケアしたい。

・2枠3番 アランカール

桜花賞は後方から追い込む競馬で5着。芝1800mの新馬戦圧勝歴から距離が延びるオークスでこそ……と言いたいところだが、過去10年のオークスにおいて、桜花賞4着以下かつ重賞未勝利馬は【0.0.0.23】。これまで3度使われた重賞では連対圏に届いておらず、思い切って消しの選択肢もありそうだ。

・2枠4番 ロングトールサリー

1勝クラスですら7着と苦戦を強いられている馬。厳しい。

・3枠5番 リアライズルミナス

フローラSは3着も、1、2着馬の切れ味が目立っていたレース。年明け4戦目かつ関東圏への連続輸送でもあり、厳しい戦いが予想される。

・3枠6番 ロンギングセリーヌ

東京芝2400mのオークスは逃げ馬にとって鬼門のレース。現状は控える競馬ができない馬だけに、変わり身は望み薄か。

・4枠7番 スタニングレディ

積極策で運んだ前走フローラSは9着と失速。GIのメンバー相手では厳しい印象だ。

・4枠8番 スマートプリエール

重賞初制覇を飾った前走フラワーカップ。走破時計もメンバーレベルも平凡の域を出ないが、この中間はウッドでラスト1F1秒0の自己ベスト更新と状態面に上昇傾向が見られるのは好材料と言えるだろう。過去10年のオークスにおいて、前走重賞勝ち馬は4年連続馬券内。タフな展開は望むところで、穴馬候補として警戒すべき1頭だ。

・5枠9番 トリニティ

早め先頭からそのまま押し切った矢車賞。1800→2200mの距離延長で真価を発揮したのはオークスを制した母ヌーヴォレコルト譲りなのかもしれない。タガノアビー、ハギノピリナと近年のオークスで矢車賞組は好相性。3着のゾーンなら。

・5枠10番 スターアニス

阪神JF、桜花賞と牝馬GI連勝中の馬。ここも断然の1番人気が予想されるが、その期待に応える可能性は高そうだ。過去10年のオークスにおいて、桜花賞を上がり3F最速で勝った馬は【3.0.0.0】。リバティアイランドやデアリングタクトといった三冠牝馬と同じ臨戦過程かつ、前走4角先頭の馬が4頭を数えるメンバー構成なら超スローになる心配もないだろうし、中団でがっちり折り合えればまず大崩れは考えにくい。

・6枠11番 アメティスタ

これまで挙げた2勝はいずれも道中ロスなくインを立ち回って制したもの。現状は小回りコースが合う印象で、直線の長い東京替わりがプラスに働くとは思えない。

・6枠12番 ドリームコア

2番人気の桜花賞は9着と凡走。右回りと関西圏、さらに外枠の距離ロスが響いた印象だ。過去のレースぶりを見るより、適性は断然左回りにある馬。今年の東京重賞で【6.0.0.3】のC.ルメール騎乗なら見限れない。

・7枠13番 エンネ

過去2戦はいずれも上がり3F最速。コース形態や距離、グレードに関係なく末脚は一級品であることを示した。厳しいローテーションで連対圏突入まではどうかも、何らかの印は必要か。

・7枠14番 ソルパッサーレ

オープンクラスを使われた近2走はいずれもフタ桁着順。厳しい。

・7枠15番 アンジュドジョワ

デビューから2戦2勝と底を見せていない馬。上がり3F最速の脚で制した前走の勝ちっぷりも立派だったが、マイナス10キロの馬体重減だった点は気がかりだ。もともと馬格のあるタイプではなく、今回は東京への長距離輸送。多頭数の経験値に欠ける点も含めて買い材料は乏しい。

・8枠16番 ジュウリョクピエロ

芝は2戦2勝と負け知らず。道中は最後方に位置した前走はマクリ気味に進出してあっさり突き抜ける強い内容だった。減り続ける馬体重に初の関東圏と課題は少なくないが、ポテンシャルの高さからノーマークにはできない。

・8枠17番 スウィートハピネス

直線平坦コースの成績【2.1.0.0】に対し、急坂コースは【0.0.0.2】。狙うなら平坦コース替わりのタイミングだろう。

・8枠18番 ラフターラインズ

キャリアを通じて上がり3F最速を外していない切れ者。その切れ味を最大限に活かしたフローラSは貫禄勝ちだった。とはいえ当時は1000m通過61秒3の超スロー。道中でじっくり脚を溜めつつ先頭との差がさほど開かない展開に加えて、差し有利の馬場傾向も味方した一戦でもあり馬場傾向次第で差し損ねは想定すべきか。

Winsightより一部編集・転載(2026年5月21日 18:00公開の記事

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
馬柱の隅々まで徹底分析を行い、確かな精度で軸馬・妙味馬を抽出する「馬柱探偵」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在は競馬メディア『Winsight』で予想コラム執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

izukawaya