卓球の国際大会「WTTチャンピオンズ横浜2026」は5日、神奈川県の横浜BUNTAIで男女シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング7位の早田ひな(日本生命)は、同28位の杜凱琹(香港)と対戦。ゲームカウント3-1で勝利し、ベスト16進出を決めた。
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■サウスポーが香港エースを退け初戦突破
昨年に続く日本開催となったWTTチャンピオンズ横浜で、大会2日目の夜の部に登場したのは早田。7月下旬の「WTTスターコンテンダー サン・ジョゼ・ドス・カンポス」を制するなど、サウスポーエースが調子を上げて横浜の地に乗り込んできた。
香港のエースに対し、過去対戦7勝1敗と大きく勝ち越していた早田だが、試合後に口にしたのは「負けていてもおかしくなかった」という言葉。第1ゲームは8連続ポイントで11-5とものにしたが、YGサーブを軸に粘り強い対応を見せる杜凱琹を相手に、第2ゲームを7-11で落とした。
それでも、要所で冴えたのが多彩なサービスだ。第3ゲームの8-7からYGサービスでポイントにつなげると、10-8からはバックサーブから早田得意の3球目攻撃に持ち込み、11-8で奪取。第4ゲームでは優位な展開から追いつかれて9-9となったが、重要な2ポイントを奪い切り、最後は笑顔が弾けた。

早田ひな(C)WTT
■振り返る苦境からのカムバック
早田はパリ五輪以降、ケガと向き合う時間も長くなり、他選手の台頭もあってトップ10から漏れる時期も経験した。苦境も多く味わった日々を「落ちるところまで落ちたほうが楽だったのかもしれないと思った時期もあった」と振り返り、「一昨日がパリ五輪で銅メダルを獲得してからちょうど2年。この2年間はすごく苦しかった時期だったと思います」とその思いを吐露した。
周りの選手が結果を残す一方で、自身はトップフォームを取り戻せない。そんな状況にもがいた時期を経て、早田は再び充実の時を感じ始めている。国際大会では2つのWTTシリーズで優勝し、世界ランキングを7位まで戻してきた。
今の自身について、パリ五輪当時のサイクルとは異なる価値を感じているという早田。「今は、自分の上に覆いかぶさっていたものが、一枚ずつどんどん剥がれていくような感覚がある。卓球もそうですし、人間的にもより自由で生き生きしているなと感じます」と充実の表情で語った。
苦しみを経験しながらも、再び世界トップの舞台に戻ってきた早田。横浜の地で26歳のサウスポーエースが見せる新たな輝きに注目が集まる。
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