ロジャー・フェデラーが全豪通算100勝を達成 4時間超えの熱戦は「いろいろな意味で特別な試合」

全豪オープンテニス男子シングルス3回戦が1月25日に行われ、世界ランク3位のロジャー・フェデラー選手が同47位のジョン・ミルマン選手を4-6、7-6、6-4、4-6、7-6で下し、全豪オープン通算100勝目を挙げた。

4時間3分にわたる激闘を制したフェデラー選手がベスト16入りを果たしている。

6連続ポイントでタイブレーク大逆転

過去6度優勝の名手が絶体絶命の窮地から生き残った。セットカウント2-2で始まった最終セットもタイブレークに突入し、先にミニブレークに成功したのはミルマン選手。10ポイント先取のタイブレークで一時4-8まで差を広げられ、勝負あったかに思われた。

だがフェデラー選手はここから怒濤の追い上げ。6連続ポイントで10-8と逆転し4回戦進出を決めた

信じられないものを見たと言わんばかりに観客から降り注ぐ称賛の嵐。両手を高々と挙げて応えたフェデラー選手はネットに歩み寄り、ミルマン選手と抱擁して互いの健闘を讃え合った。

「いろいろな意味で特別な試合」

試合後のインタビューでフェデラー選手は「スーパータイブレークだったことを神に感謝します。そうでなければ私が負けていた」と、通常の7ポイントタイブレークではなく、10ポイントタイブレークで争われたことが逆転劇を生んだと語った。

「ジョンは素晴らしい選手ですし、素晴らしい男です。たぶん、ちょっとした運なんだと思います。私は正しい選択をするため集中し続ける必要がありました。ジョンは勝利に値するプレーをしていたと思います」

フェデラー選手は昨年のウィンブルドンでもシングルス通算100勝を達成している。4大大会のうち2大会でマッチ通算100勝を達成したのは、男女を通じてフェデラー選手が史上初

いろいろな意味で特別な試合になりました。この雰囲気のなかでスーパータイブレイクで逆転できたのは最高です」

相手を称えるコメントにも注目

この試合ではフェデラー選手の相手を讃える“コメント力”にも注目が集まっている。

「どうやってか彼をトラブルに巻き込まなければなりませんでした。彼はミスを犯さないという素晴らしい仕事をしていたし、私は彼に試合を支配され苦労していた。大変な試合でした。今夜の試合を大変なものにしたのはジョンです

(c)Getty Images

フェデラー選手のコメントといえば、ファンが思い出すのは2017年の全豪オープンで優勝した直後のインタビュー。好敵手ラファエル・ナダル選手との決勝を制したフェデラー選手は、共に歩んできた道のりの険しさを思い「もしテニスに引き分けがあるなら、ラファと優勝を分け合ってもいいと思った」と語った。

長く男子テニス界を牽引し、多くの4大大会タイトルを分け合ってきたフェデラー選手とナダル選手だが、たび重なるケガのため調子を崩し前年まで成績を落としていた。特にフェデラー選手は年齢的なこともあり、「今年がラストイヤーになるのでは」とささやかれながら臨んだ全豪での復活劇だった。

「僕たちのどちらも、こうしてこの舞台に立てるなんて信じていなかったと思う。もし僕が負けていても君のために喜べただろう。テニスは過酷なスポーツです。引き分けというものがありません。もしテニスに引き分けがあるなら、ラファと優勝を分け合ってもいいと思いました」

(c)Getty Images

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