高梨沙羅が考える“スポーツギフティングとスポーツ界” 「一緒に盛り上がることで、スポーツが力のあるものに」

2020年、スポーツを応援するカタチに新しい方法が生まれた。スポーツギフティングサービスの「Unlim(アンリム)」の提供が2月19日にスタートする。

スマホアプリなどを展開するミクシィと、スポーツ文化への寄与を目的として活動するアスリートフラッグ財団が展開する同サービス。

ファンが好きなアスリートやチームにギフティング(寄付)することで、寄付受付金額の67%~83%が支援金として各アスリート及びチームに支払われる仕組みだ。

支援金はアスリートやチームの活動資金の他、競技の盛り上げやセカンドキャリアへの資金など個々の思いに充てられる。競技にもよるが遠征費は自腹で大会出場するケースもある。

海外の大会に出たいが「資金がないから諦める」という話も少なくない。Unlimはそんなアスリートをファンたちが支えられるサービスだ。

一般の人たちと盛り上がることで力のあるものに変わる

2月5日に行われた発表会では、現時点でUnlim登録予定のアスリートたちが紹介された。

その一人、女子スキージャンプの高梨沙羅選手は、「サポート体制がしっかりすることで人口が増える、注目度も増して投資なども増えてくると思う」と期待を寄せる。

「レベルも結果的に上がるのではないか。競技だけで盛り上がるのではなく、一般の人たちと盛り上がることでスポーツというものが力のあるものに変わってくる。そういう世界を目指して頑張り、また与えられる選手になっていけるよう頑張りたい」(高梨選手)

ワールドカップを転戦する彼女は当然スポンサーもついているが、Unlimを通じて企業ではなくファンからも応援されることになれば、より競技生活に弾みがつく。

またファンもテレビを通じて見るだけではなく、ギフティングすることで一緒に戦う一体感も得られるだろう

お金がなくて活動できないアスリートは山ほどいる

お金がなくて活動できないアスリートは山ほどいる。そういう選手はどうやったら自分を応援してもらえるか、資金を獲得できるか四苦八苦している」と語るのは、ラグビーの畠山健介選手(ニューイングランド・フリージャックス)。

「お金の大切さ。もらったからこそ発生する責任、果たさなければいけないということはやってみないとわからない。僕や色んなアスリートで(Unlimを)展開して、可能性を示したい。

カッコつける必要はない。本当にお金に困っているのなら『活動資金が欲しい』と純粋に言わないとダメだと思う。振興団体に貢献するのもアリだと思うし、正解なんかない。自分が信じた方法、道を歩く上でどういった可能性があるか自分で広げるという意味でいい試み」(畠山選手)

新しい応援のスタイルになるか

ファンはUnlim公式サイト上で「ギフティングする」または「シェアをして仲間を集める」の2パターンで好きなアスリート、チームを応援できる。

高梨選手が「一般の人たちと盛り上がることでスポーツというものが力のあるものに変わってくる」と言うように、ファンが盛り上がってこそスポーツは勢いを増す。

これまでのようにグッズを買ったり、現地へ観戦に行くだけではなく、新しい応援スタイルの一つとしてUnlimが根付いていけば、日本のスポーツ界はますます発展するのではないだろうか

高梨選手、畠山選手の他にも、ボクシングの寺地拳四朗選手、Jリーグの太田宏介選手、森重真人選手、フェンシングフルーレの三宅諒選手、Fリーグの星翔太選手らも登録予定アスリートとして名を連ねる。

また、チームではJリーグのFC東京、Bリーグの千葉ジェッツふなばし、プロ野球独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスなどが挙がっている。

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