【朝日杯フューチュリティステークス2024特集】出走予定・枠順、予想オッズetc. 「アルテヴェローチェ無敗制覇なるか」お役立ち馬券攻略ガイド

ジャンタルマンタル/23年朝杯FS(C)Eiichi Yamane
ジャンタルマンタル/23年朝日杯FS(C)Eiichi Yamane

第76回朝日杯フューチュリティステークス(15日/GI、京都芝1600m)では、サウジアラビアRC覇者で武豊騎手予定のアルテヴェローチェ、同2着のタイセイカレント、黄菊賞を3馬身差で快勝したミュージアムマイル、新潟2歳S覇者のトータルクラリティなどが出走予定。

ここでは「朝日杯フューチュリティステークス2024」の出走予定馬、枠順、追い切り、血統、穴馬など、予想に役立つ「馬券攻略ガイド」をお届けする。

【朝日杯フューチュリティステークス2024】大口投票パトロール アルテヴェローチェに単勝「770万円」 当日になり高額投下も“活性化”

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【朝日杯フューチュリティステークス2024予想】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ 前週5人気1着アルマヴェローチェをズバリ!

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ジャンタルマンタル/23年朝日杯FS(C)Eiichi Yamane

【朝日杯フューチュリティステークス2024予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ

■「朝日杯フューチュリティステークス2024」枠順・予想オッズ

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枠番馬番馬名性齢斤量騎手予想オッズ予想人気厩舎
11ダイシンラー牡256.0岩田康誠95.712栗東・梅田智之
12アドマイヤズーム牡256.0川田将雅12.07栗東・友道康夫
23ランスオブカオス牡256.0吉村誠之助36.29栗東・奥村豊
24ミュージアムマイル牡256.0C.デムーロ5.02栗東・高柳大輔
35コスモストーム牡256.0秋山稔樹188.215栗東・北出成人
36アルレッキーノ牡256.0C.ルメール9.66美浦・国枝栄
47クラスペディア牡256.0小崎綾也122.114栗東・河嶋宏樹
48アルテヴェローチェ牡256.0武豊3.11栗東・須貝尚介
59エルムラント牡256.0藤岡佑介200.216美浦・鹿戸雄一
510トータルクラリティ牡256.0北村友一6.63美浦・池添学
611ニタモノドウシ牡256.0R.ムーア8.44美浦・高木登
612パンジャタワー牡256.0松山弘平8.75栗東・橋口慎介
713エイシンワンド牡256.0幸英明79.311栗東・大久保龍志
714テイクイットオール牡256.0岩田望来105.713栗東・中竹和也
815ドラゴンブースト牡256.0田口貫太71.710栗東・藤野健太
816タイセイカレント牡256.0坂井瑠星14.58栗東・矢作芳人

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◆【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/オッズ傾向】1人気強力も、勝ち馬は単勝19.9倍までチャンス 2強以外の伏兵に「馬券内率71.4%」該当で一発の雰囲気

※オッズは、前日最終オッズを掲載しています。
※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

■「朝日杯フューチュリティステークス2024」追い切り診断

追い切り評価:タイセイカレント

【最終追い切り】レース当週も坂井騎手が騎乗し、坂路で併せ馬。終い重点の緩いペースのなか、やや行きたがるも鞍上が絶妙に制御する。目標とした古馬1勝クラスに取り付いてアオり、ラストで軽く促されるとここでも機敏に回転数を上げ、結局1馬身半差抜け出し先着としている。

◆詳細記事はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/追い切り診断】想定“2桁オッズ”の伏兵に最高評価「S」 機敏なギアチェンジと「ド迫力の伸び」に太鼓判

追い切り評価:エイシンワンド

【最終追い切り】レース当週も幸騎手が騎乗し、CWで併せ馬。前後に馬を置く隊列で入り、直線手前ではあえて仕掛けを待って先に抜け出した2頭の間に割って入る、実戦想定の内容をこなした。ピタッと折り合って馬の後ろで我慢ができており、3頭併せとなった直線では最優勢の手応えでそれぞれに先着。

◆詳細記事はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/追い切り診断】想定“10人気”前後に高評価 鞍上が競馬を教え込み「揉まれ弱さ解消」 花開く可能性も……

追い切り評価:アルレッキーノ

【最終追い切り】レース当週もウッドで単走。脚捌きそのものはまずまずも、終始鞍上が促さないと動いていかないような感じ。直線でも走り自体のバランスは悪くなかったものの、最後まで前向きさに欠けた。

◆詳細記事はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/追い切り診断】人気一角に辛口「B」評価 高いポテンシャルも若さゆえ、“勝ちパターン”の調整できず誤算

■「朝日杯フューチュリティステークス2024」過去10年データ

前走ローテ

[過去10年]朝日杯フューチュリティステークス2024の前走ローテ

[過去10年]朝日杯フューチュリティステークス2024の前走ローテ

過去10年、サウジアラビアRC組が【3.2.1.4】馬券内率60.0%で、出走のあった6回中5回において好走を果たしている。また同レース勝ち馬は【3.1.1.0】とパーフェクト。アルテヴェローチェは鉄板級と言える。対して2着以下だった馬は【0.1.0.4】なので、タイセイカレントやアルレッキーノは過信禁物か。

◆詳細記事はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/前走ローテ】今年は鉄板級の「3.1.1.0」該当馬が参戦 パンジャタワーは“馬券内率60%”で父超え期待

血統傾向

ミュージアムマイルの父はリオンディーズで、母のミュージアムヒルはハーツクライ産駒のJRA3勝馬。近親にセントライト記念や京成杯AHを制したキングストレイルなどがいる。

最近だと二冠牝馬チェルヴィニアで知られるハッピートレイルズ牝系だが、基本のキャラクターはフォルリとボールドルーラーの機動力で走る小回り向きの牝系。チェルヴィニアやその母チェッキーノのラインが例外なのであって、どちらかといえば小回り巧者、内回り巧者が多いファミリーだ。

◆詳細記事はコチラ⇒ 【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/血統展望】天下の大牧場が手掛けるバゴ産駒、“4年前の証明”を再び……阪神JFに続いて中距離馬が狙い

人気・配当傾向

過去10年、1番人気は複勝率90.0%と優秀。馬券外に敗れたのは2016年の牝馬のミスエルテで、牡馬の1番人気に限れば【5.2.1.0】と完璧だ。中山開催の1986~2013年を見ても1番人気は【12.7.4.5】と安定感は抜群。同じ2歳GIである阪神JF(3歳牝馬S含む)の同成績【12.2.4.16】と比較しても、その堅実さがうかがえる。

1~3番人気が揃って馬券外に沈んだ年は1回あるが、他9回においては少なくとも1番人気か2番人気いずれかが連対を確保。1+2人気のワンツー決着が3回、1+3人気が2回、2+3人気は0回となっている。

◆詳細はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/高配当メソッド】86年以降、1人気の馬券外は“わずか6回” 軽視禁物「複回収値428」でベタ買いOKの伏兵は?

枠順データ・傾向

例年、阪神芝外回り1600mで行われるが、今年は阪神競馬場改修工事のため、京都芝外回り1600mが舞台。先週の阪神JFが開催10週目のCコース最終日、開催11週目の今週から年末まではDコースで実施される。ここでは、今年京都のDコース外回り、ワンターンコースで行われた、15レースを対象にした枠別成績を参考とする。

対象15レースにおいて、最多4勝を挙げているのは4枠【4.2.1.15】と7枠【4.3.3.19】。続いて6枠の【3.1.2.19】で、その他は0勝の2枠を除いて1勝ずつ。6~8枠は合わせて【8.7.10.59】だが、勝ち馬はすべて2番人気以内で、5番人気以内が【8.7.7.14】と、人気サイドが力を発揮しやすい枠と言えそうだ。また、中団の差し馬が【5.2.2.22】と連対多数。先行馬は【3.1.7.10】複勝率52.4%、複勝回収値122と、外めの枠が嫌われた分か、オッズがつく。

◆詳細記事はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/枠順】ミュージアムマイル&アルレッキーノは過信禁物か Dコース替わりで内枠伏兵に“連対率42.1%”該当

■「朝日杯フューチュリティステークス2024」全頭診断

アドマイヤズーム
この馬で注目すべきは前走。600m通過34秒0と淀みなく流れるなか、2番手追走からマイル戦を1分33秒9の時計で制したレースだ。新馬戦を使われたことで、素軽さと終いの切れ味が増した感あり。過去10年の朝日杯FSにおいて、川田将雅騎手騎乗かつ前走1着馬は【3-0-0-1】と好走が多く、GI即通用の可能性を秘めた馬として警戒。

アルテヴェローチェ
本レースの最重要ステップレースとなるサウジアラビアRC。そのレースの勝ち馬が過去10年の朝日杯FSで【3-1-1-0】と抜群の安定感を誇っているのも頷けるだろう。後方から大外一気の前走と同じ競馬では厳しいと思うが、武豊騎手騎乗の新馬戦は外枠不利の札幌芝1500mで道中4番手追走、4角で先頭を射程圏に捉えていたように一定の先行力あり。この中間はウッドで4F50秒3、ラスト1F11秒1と申し分ない仕上りで、軽くは扱えない。

アルレッキーノ
持ったままで1分33秒3の未勝利戦が示すようにポテンシャルは非凡。問題は控える競馬を経験させた前走がアダとなったのか、この中間に気性面の問題が顕在化しつつある点だ。走ってみないとわからない点がどうかも、繰り返すがポテンシャルは2歳馬のなかでもトップクラス。ピンかパーかのタイプで、スムーズに運べる枠の並びなら評価を上げたいところだ。

◆詳細記事はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/全頭診断】「3.0.0.1」で単勝妙味たっぷりの想定6人気以下 “押さえ程度が妥当”の前走サウジアラビアRC組は

■「朝日杯フューチュリティステークス2024」軸馬/穴馬予想コラム

穴ライズ:アドマイヤズーム

デビュー戦の栗東坂路の自身最速は4F56秒7-1F13秒0、これに対しドウデュースとの併せ馬は4F54秒7-1F12秒4と大幅に時計を縮め、このひと追いで馬のスイッチが入ったか。この中間でさらに追い切り時計を詰め、今週は栗東坂路5F53秒2-12秒0と自己ベストを更新。成長力という点ではメンバー随一のものがある。

◆詳細はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/穴馬アナライズvol.1】非重賞組のミュージアムマイルが人気なら……メンバー随一の成長力で浮上する単勝オッズ“2桁”想定

穴ライズ:タイセイカレント

サウジアラビアRCは断然人気のアルレッキーノが5着に敗れ、稍重で行われた一戦。そこに大差はなく、他の路線に目を向けても今年は実力拮抗。モーリス×ガリレオと重厚な血統で姉は地方交流重賞で善戦したダート血統でもあり、ロングラン開催でタフな今の京都芝にフィットする。

◆詳細記事はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/穴馬アナライズvol.2】アルテヴェローチェとのオッズ差に抱く違和感と「もう一丁」の可能性 前日“8人気”前後の妙味

危険な人気馬:アルテヴェローチェ

一概には言えないが、今年の朝日杯FSは、いわゆる京都の“軽い馬場”への適応力が問われる一戦となりそう。東京でスローの瞬発力勝負を得意とするタイプは、京都との親和性は高いが、アルテヴェローチェのように持続力勝負の馬にとっては、阪神のほうが向いている印象があり、京都開催で果たして実力を発揮できるだろうか。

モーリス産駒という点も、京都開催はマイナス材料となる。産駒デビュー以来、京都内回りの芝1600mは【5.4.5.27】勝率12.2%、複勝率34.1%、外回りの芝1800mは【4.6.3.27】勝率10.3%、複勝率33.3%の成績であるが、外回りの芝1600mは【0.1.5.20】、未だ勝ち星を挙げておらず連対率も3.8%にとどまる。

◆詳細はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/危険な人気馬】無敗馬一角を“消し” 連対率3.8%のコースと世代限定GI「0.0.2.26」が示す血の綻び

データ攻略「アルテヴェローチェに「3.1.1.0」の鉄板級データ」

デビューから無傷の2戦2勝。出世レースを制して臨むのがアルテヴェローチェだ。新馬戦は2着と僅差ながら、どこまでいっても負けることはないだろうといった余裕たっぷりのレース。道悪をものともせず大外一気を決めた前走も含めレース運びに死角はない。2週連続の「ヴェローチェ」冠によるGI制覇に向けてデータ面はどんな結論を下すのだろうか?

・前走サウジアラビアRC勝ち馬【3.1.1.0】

◆詳細記事はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/データ攻略】アルテヴェローチェとタイセイカレントの「買い or 消し」 サウジアラビアRC組に分かれる“馬券の明暗”

データ攻略「アドマイヤズームに該当する“勝率75%”」

新馬戦こそ馬券外に敗れたものの、未勝利戦を好タイムで勝ち上がり。そこから勇躍GIの舞台に参戦をはたすのがアドマイヤズームだ。各地の重賞を制した馬が集うレースにあって、オープンクラスはおろか1勝クラスの経験もない本馬。さすがに厳しいのでは……そんな声を吹き飛ばすデータがこちら。

・川田将雅騎手騎乗かつ前走1着馬【3.0.0.1】

◆詳細記事はコチラ⇒【朝日杯フューチュリティステークス2024予想/データ攻略】想定6人気以下も「普通に買える」穴馬 “勝率75%”該当で上位争い必至か

■「朝日杯フューチュリティステークス2024」レース概要

開催日
2024年12月15日(日)15時30分
7回京都6日目 11R
第76回 朝日杯フューチュリティステークス(GI)

施行条件
芝右1600m
2歳オープン/国際/牡・牝(指)/馬齢

賞金
1着 7000万円
2着 2800万円
3着 1800万円
4着 1100万円
5着 700万円

■「朝日杯フューチュリティステークス2024」京都芝1600mコース解説

競馬コース図_京都芝1600m

京都芝1600mのコース図

バックストレッチを2コーナー奥の方向に真っ直ぐ延長した引き込み線からのスタート。外回りコース使用で、3コーナーまでの距離は長い(700メートルほど)。バックストレッチ半ばから3コーナーにかけて上り坂になっていて、ここで一旦ペースが落ち着く。高低差3.9メートルの勾配の頂点は残り800メートル付近。3コーナーと4コーナーの中間までは急な下りで、徐々に加速しながら4コーナーに向かう。

ゴール前の直線は398.7メートル(Cコース使用時)。3コーナーの坂の影響が大きいコースで、レベルが高くなるほど早めのスパートを強いられる。最後まで脚を持続させるには、坂の上りで息を入れる必要がある。

■「朝日杯フューチュリティステークス2024」過去プレーバック

2023年 ジャンタルマンタル

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着23ジャンタルマンタル牡256.0川田将雅1:33.834.81
2着11エコロヴァルツ牡256.0武豊1.1/434.14
3着35タガノエルピーダ牝255.0団野大成クビ35.25

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2022年 ドルチェモア

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着12ドルチェモア牡255.0川田将雅1:33.135.51
2着612ダノンタッチダウン牡255.0川田将雅クビ35.222
3着714レイベリング牡255.0横山武史クビ35.83

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2021年 ドウデュース

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着59ドウデュース牡255.0武豊1:33.534.53
2着34セリフォス牡255.0C.デムーロ1/234.81
3着47ダノンスコーピオン牡255.0松山弘平1/234.64

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監修:山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長