【競馬】今年最後の大一番、東京大賞典で好配当を狙い撃つ

有馬記念で笑った人も泣いた人も、今年の競馬はまだ終わらない! 2020年最後のGI、東京大賞典(大井・ダ2000メートル)が29日に開催。3連覇がかかる中央のオメガパフュームをはじめ、昨年の1~3着馬がそろい踏み。さらにジャパンダートダービーを制したダノンファラオなど、若い3歳勢も虎視眈々。フルゲート16頭による激戦で、すんなり上位人気での決着とはならない予感が……。

■2番手以降は混戦模様 妙味求めて好配当を狙い撃つ

暮れのダート頂上決戦とはいえ、今年はチャンピオンズCを制したチュウワウィザードや、帝王賞JBCクラシックの覇者クリソベリル、歴戦の猛者ゴールドドリームなどが回避し、やや手薄なメンバー構成。それならば、オメガパフューム(牡5歳、栗東・安田翔)にとっては負けられない一戦となるだろう。

今年は平安Sを制したものの、帝王賞とJBCクラシックはクリソベリルの後塵を拝し、悔しい2着。チャンピオンズCをスキップし、万全の状態で参戦してきた。東京大賞典は史上初の3連覇がかかる大一番で、陣営のこのレースへの並々ならぬ思いが感じられる。大井ダ2000メートルは【3・3・0・0】と連対率100%でまさにコースの鬼。ライバル不在のここなら、連を外すことは考えられず、中心に据えていいだろう。

対抗評価は8歳の古豪ウェスタールンド(セ8・栗東・佐々木)。今年のアンタレスSで重賞初制覇を果たした遅咲きだが、今年は重賞4戦してすべて3着以内に入るなど、安定した成績を残しており、上がり35秒台の強烈な末脚は魅力満載。大井は初参戦となるが、外回りでじっくりと脚を溜めることのできるコースなら、この馬の特徴を最大限に発揮することができるだろう。2年前のチャンピオンズC(2着)ではオメガパフューム(5着)にも先着しており、逆転の可能性は十分だ。

実績面で評価を落とせないのは、ジャパンダートダービー覇者のダノンファラオ(牡3歳、栗東・矢作)。成績にムラがあり、取りこぼす危険性も拭えないが、前走の浦和記念は中団からしっかりと勝ち切っており、リズムよく運べれば、GI馬の底力がモノを言う。鞍上の川田将雅も2週連続GI制覇で波に乗っており、軽くは扱えない。

その他の中央勢は、実績的に見劣るメンバーだが、一発狙ってみたいのはヒストリーメイカー(牡6歳、栗東・新谷)。昨年暮れにオープン入りを果たし、重賞は二走前のみやこS2着が最高着順と、やや見劣りする成績だが、ダ2000メートルには勝ち鞍もあり、今年は重賞5戦すべて掲示板以内で着実に力をつけてきている。春秋グランプリ制覇を果たした北村友一の手綱捌きにも期待したい。

05年のアジュディミツオー以来、勝ち星が遠ざかっている地方勢だが、今年のメンバーならチャンスはありそうで、筆頭格が昨年3着馬のモジアナフレイバー(牡5歳、大井・福永敏)。二走前のマイルCS南部杯では好時計の3着と、中央勢にも見劣らない結果を出しており、昨年よりも手薄な中央勢相手なら、さらなる前進も期待できる。

昨年2着のノンコノユメ(セ8歳、大井・荒山勝)もまだまだ見限れない。JBCクラシックこそ10着と大敗したが、前走の大井の重賞、勝島王冠では追い込んで2着と復調気配。その決め脚は健在で、昨年と同様の軌跡を描いても何ら驚けない。その勝島王冠を制したカジノフォンテン(牡4歳、船橋・山下之)は、GI初挑戦となるが、連勝中と勢いに乗っており、一角崩しの可能性を期待したい。

結論としては、オメガパフュームを軸に、ヒモ荒れを期待して中央・地方の穴馬を2、3着に据えた3連単、あるいは、オメガパフューム2着付けの3連単馬券で、好配当を狙い撃ちし、お正月の餅代を稼ぎたいところだ。

著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、盲点となる穴馬の発掘を追求し続けている。

twitterアカウントはこちら⇒『SPREAD』編集長・山田


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