【競馬】中山金杯 ヒシイグアスの「馬券内率100%データ」とは?

今週は中山競馬場でハンデ重賞・中山金杯(芝2000m)が行われる。

2021年のJRA開幕を告げる名物レース。年をまたいだ変則日程下での調整を余儀なくされる点から、大波乱を生み出すこともしばしば。軽ハンデを活かした伏兵の台頭にも目を配りたいところだ。

データで紐解く今年の中山金杯。過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをご覧いただきたい。

1.バイオスパークの鬼門は「勝ち馬ゼロ」の8枠
2.ヒシイグアスを後押しする「馬券内率100%」データ
3.データが導く2021中山金杯の穴馬候補は?

■バイオスパークの鬼門は「勝ち馬ゼロ」の8枠

前走福島記念で念願の重賞制覇。鞍上の池添謙一に史上6人目となるJRA全10場重賞制覇をプレゼントしたバイオスパーク

いよいよ本格化の兆しが窺える1頭だが、ここは枠順が鬼門となりそうだ。

・過去10年の中山金杯の8枠成績【0-1-0-22】

1コーナーまでの距離が十分に取れる中山芝2000m。コース形態としては外枠不利と言い切れないものだが、正月中山開催は芝がCコースに替わる。これによりイン有利馬場が出来上がり、外枠が不利を被るというわけだ。

重賞ウィナーの看板を引っ提げて臨むバイオスパーク。同馬に待ち受けるハードルは高いものとなりそうだ。

■ヒシイグアスを後押しする「馬券内率100%」データ

2勝クラス→3勝クラスと連勝。勢いを利して重賞制覇を目論むヒシイグアス

幾多の経験を積んだ猛者相手に能力通用か否かの判断に悩ましいところだが……同馬を後押しするデータがこちら。

・前走芝2000mを初角5番手以内で勝利【0-1-4-0】

馬券内率に換算すると100%。ある程度好位から運べる先行力と距離適性を証明したアドバンテージは大きいのだろう。素晴らしい数字を叩き出す結果となった。

5頭の内訳をチェックすると、10人気3着や9人気3着など人気薄での好走多数。勝ち切れていない点は気がかりも、人気の有無に関係なく馬券圏内を確保し続ける強力データは見逃せない。

■データが導く2021中山金杯の穴馬候補は?

2年連続で3連単10万越えが飛び出す中山金杯。ここでは波乱の使者となりうる穴馬候補2頭をデータ面から取り上げたい。

<穴候補1 リュヌルージュ>
休み明けで挑んだGIエリザベス女王杯は12着。強調材料は少ないように映るが、しっかりとしたデータの後押しは存在する。

・新馬戦を含めた叩き2戦目の成績【1-2-1-1】

戦績が示すとおり、典型的な叩き良化型。GIのメンバー相手に休み明けの前走エリザベス女王杯はさすがに厳しかったが、今回は得意ローテに加えて昨年重賞2着実績がある中山芝替わり。高配当の使者になる可能性を秘めた1頭と言えよう。

<穴候補2 ココロノトウダイ>

レベルが疑問視されている明け4歳世代だが、この馬にとって追い風となるデータがこちら。

・前走芝2000mを初角5番手以内で勝利【0-1-4-0】

ヒシイグアスの項で取り上げたデータはこの馬にも当てはまる。先に説明したとおり、人気薄をバンバン馬券圏内まで押し上げる強力データに該当する以上、無視するわけにはいかない。

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家

競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

twitterアカウントはこちら⇒田原基成@競馬ストーリーテラー

▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「中山金杯」

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