【競馬】中山金杯 激走する可能性を秘めた『穴騎手』とは

新年明けましておめでとうございます。

「騎手データ」や「馬体解析」から注目すべき馬と騎手を紹介してきた本コラムですが、今年も何卒よろしくお願い致します。

1月5日(火)は中山競馬場で伝統のハンデ重賞・中山金杯(GIII、芝2000m)が開催されます。

グレードこそGIIIですが、新年最初に行われるJRA重賞とあって、注目度の高さはGI並かもしれません。

今年は昨年のクラシックで健闘した4歳馬のディープボンド、ヒシ冠名としてはヒシアトラスエルムS(2006年9月)以来となる重賞制覇がかかるヒシイグアス、福島の鬼・ヴァンケドミンゴなど楽しみなメンバーが揃いました。

■中山金杯で強い騎手

それでは気になる騎手データを見ていきましょう。

過去20年分の中山金杯のデータを基に、かつ今年の中山金杯に乗り鞍がある騎手の成績をまとめています。

2000年以降、中山金杯騎手別成績

うーん…と思わず唸ってしまうような騎手データとなりました。

それもそのはずで、着順と人気のバランスが優れているとデータが示す松岡正海騎手、F.ベリー騎手、川田将雅騎手の姿が今年の中山金杯には見当たりません。

そのため、コース料理にも関わらず、メインディッシュが欠けているような主役不在のデータとなってしまいました。

このデータからM.デムーロ騎手の成績をピックアップすることはできるものの、騎乗数は過去2鞍のみであり、その人気はそれぞれ1番人気と2番人気。

今年M.デムーロ騎手が騎乗するダーリントンホールをこのデータから即買いと判断してしまうのは早計かもしれませんね。

■2020年のハンデ重賞で強かった騎手

そこで今回は視点を過去20年の中山金杯データではなく、昨年のハンデ重賞に向けてみましょう。

昨年のハンデ重賞のデータを基に、かつ今年の中山金杯に乗り鞍がある騎手の成績をまとめています。

2020年のハンデ重賞騎手別成績

おっ!

これは騎手ごとのハンデ重賞の“巧拙”“着順と人気の差”が分かりやすく出ていますね。

松山弘平騎手、M.デムーロ騎手、池添謙一騎手の連対率は上々ですが、着順と人気の開きが大きく、バランスが優れているとは言えません。

一方、着順と人気のバランスが優れているとデータがはっきり示すのが長岡禎仁騎手、和田竜二騎手、藤岡康太騎手の3名。

長岡禎仁騎手はサンプル数が3鞍と少ないものの、昨年8月のハンデ重賞・小倉記念では10番人気のアールスター牡6、栗東・杉山)を勝利に導いています。

その後もこのコンビは昨年11月のハンデ重賞・アルゼンチン共和国杯で18頭立ての16番人気ながら8着に反発。

前日20時段階で8番人気の評価に過ぎない長岡禎仁騎手&アールスターですが、人気以上の激走があっても不思議ではないでしょう。

そして和田竜二騎手が今年騎乗するのが前日20時段階で1番人気のディープボンド(牡4、栗東・大久保)、藤岡康太騎手が騎乗するのが前日20時段階で6番人気のヴァンケドミンゴ(牡5、栗東・藤岡健)。

ディープボンドはこのまま当日も1番人気に推される可能性が高そうなだけに、馬券妙味ならヴァンケドミンゴの方かもしれません。

藤岡康太騎手は昨年の中山金杯で11番人気のテリトーリアルを3着に導き、昨年の函館記念では13番人気のドゥオーモ2着に好走。

小回りハンデ重賞での走らせ方をよくよく理解している騎手と言えます。

果たして藤岡康太騎手&ヴァンケドミンゴは人気以上の走りを見せてくれるのでしょうか?その走りにも注目してみてください。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部

秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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