【ボクシング】チャリティイベント「LEGEND」2月11日 対戦カード、対戦順、中継情報一覧

 

【ボクシング】チャリティイベント「LEGEND」2月11日 対戦カード、対戦順、中継情報一覧
「LEGEND」キービジュアル

◆「LEGEND」とは?
◆対戦カード・対戦順
◆チケット・ライブ配信情報
◆【動画】竹原慎二氏コメント・記者会見の模様
◆対戦結果・レポート

第1試合

木村翔(元WBO世界フライ級王者)
vs.
武居由樹(元K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者)

木村翔 (C)Getty Images

◆対戦結果・レポート
第1試合は、元WBO世界フライ級王者木村翔 vs 元K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者武居由樹の異種対戦。前日のリモート会見で木村が「ヘッドギアを外す」と宣言していたとおり、両者1ラウンドからヘッドギアなしで開始。1ラウンドは武居がジャブからのアッパーなど、積極的に前へ出て手数を出していく。2ラウンドは途中、木村がバランスを崩すシーンがあったものの、両者譲らずパンチを繰り出す展開。3ラウンドも打ち合いの末、3分3ラウンドを戦い抜いた。

対戦後、木村は「武居選手、強かったです。さすがK-1王者だな、と思いました。やっぱりセンスがあるな、と。階級の差があるけどパンチも重いし、これからボクシング界を盛り上げてくれる選手と思います」と武居のボクシングを称賛。3月11日に後楽園ホールでボクシングデビューを控えている武居は「K-1から来た、大橋ジムの武居です。コロナで大変ですけど、こうやってチャリティマッチでみんなに力を渡せたらいいなと思ってます。3月11日にデビューするので応援してください」と語った。

第2試合

京口絋人(WBA世界ライトフライ級スーパー王者)
vs.
八重樫東(元3階級制覇王者)

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京口絋人(左)、八重樫東(右) (C)Getty Images

◆対戦結果・レポート
14戦14勝の現WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口絋人 vs 元3階級制覇王者八重樫東の新旧レジェンドによるドリームカード。1ラウンドは八重樫が現役時と変わらぬスピードでパンチを繰り出す。2ラウンドになるとギアを上げたダイナマイトボーイ・京口がワンツー、ボディで相手の体力をじわじわ削る一方、八重樫はスタミナを温存のためか、やや引き気味にこれを受ける。3ラウンドでは3分間にわたって至近距離でのパンチの応酬となり、フック、アッパー、ボディ、ストレートなどを互いに打ち合い、両者一歩も譲らない姿勢で観客を沸かせた。

対戦後、京口は「八重樫さん、引退しているのに胸を貸していただきありがとうございました。めちゃくちゃいい刺激をいただきました。アメリカでの防衛戦前という大事な時期かもしれないですが、レジェンドの八重樫さんが餞別ってかたちで胸を貸していただけたので、感謝の言葉しかないです」と、元3階級王者に感謝の言葉を述べた。一方の八重樫は「疲れました。大先輩の3人の世界チャンピオンの愚痴なんだか、文句なんだかわからないですが、何とか戦い抜くことができました。ありがとうございました」と笑いながら話し、解説の渡嘉敷勝男竹原慎二畑山隆則に対してメッセージを送っていた。

第3試合

森脇唯人(東京五輪ミドル級日本代表)
vs.
井上岳志(WBOアジアパシフィック スーパーウェルター級チャンピオン)

森脇唯人(左)、井上岳志(右) (C)Getty Images

◆対戦結果・レポート
アマチュア vs プロはどちらが強いのか。東京五輪ミドル級日本代表森脇唯人と、WBOアジアパシフィック スーパーウェルター級チャンピオン井上岳志のカードが実現。リングに上がった両者は、なんとヘッドギアなし。そのままゴングが鳴ると、1ラウンドから両者打ち合い、スピードと手数で攻める森脇に対し、カウンターを的確に打ち込む井上。途中、井上が左まぶたをカットし、ストップする場面があるも、止血して再開された。2ラウンドも引き続き、手を緩めない両者。井上のアッパーが空を切るシーンも増え、KO狙いの“ガチスパー”であることがひしひしと伝わる展開だ。3ラウンドは動きが鈍るも、重いパンチを繰り出す井上、的確にヒットさせる森脇。最後はリング中央で抱き合い、お互いの健闘をたたえた。

対戦後、森脇は「1年間試合がなかったので、こういった舞台に呼んでいただき、またスポーツを通じて社会貢献できるのは大変光栄です」と語り、司会者からヘッドギアなしについて聞かれると「少しでも顔を覚えていただきたいので、ヘッドギアを外しました」と返した。一方の井上は「(森脇が)パンチのスピードやパワーが以前にも増していました。森脇唯人が東京五輪で活躍するので、応援よろしくお願いします」と、東京五輪ミドル級日本代表に選ばれている後輩へエールを送った。

第4試合

秋山佑汰(2015年台北市カップ 60kg級金メダリスト)
※成松大介(東京五輪ライト級日本代表)は発熱のため欠場
vs.
平岡アンディ(IBF世界スーパーライト級12位)

平岡アンディ (C)Getty Images

◆対戦結果・レポート
第3試合に続くアマチュア vs プロの対決。当初予定していた成松大介が発熱のため欠場、急遽対戦相手が秋山佑汰へ変更に。2015年台北市カップ 60kg級金メダリスト秋山佑汰 vs IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディは、秋山のみがヘッドギア着用でゴングとなった。ともにサウスポーのこの戦い、1ラウンドは両者相手の出方を見ながらの立ち上がり。また、終了間際にはレフェリーを務めた渡嘉敷勝男が転倒するアクシデントも見られた。2ラウンドに入るとフェイントを交えて積極的に間を詰めてくる秋山に対し、ノーガードの平岡がこれをうまくいなして反撃を窺う構え。そして3ラウンドに突入すると平岡が主導権を握り出し、随所で連打を浴びせるなど優勢な場面も見られたが、秋山はこれを最後まで耐え抜いた。

対戦後、秋山は「(出場は)今朝の練習後に言われて、めちゃくちゃきつかったですけど、こんな経験ができて、ありがとうございます」と、興奮気味に出場の経緯を振り返った。平岡は「成松選手と聞いていたのでびっくりでしたけど、秋山選手が急遽入ってくれて嬉しかったです。台本通り渡嘉敷さんが転んでくれたので緊張も和らぎました。3月11日、本当はタイトル戦をやりたかったんですけど、メインでやるんで応援よろしくお願いします」と、1カ月後の戦いの意気込みを語った。

第5試合

岡澤セオン(東京五輪ウェルター級日本代表)
vs.
佐々木尽(日本スーパーライト級ユースチャンピオン)

岡澤セオン (C)Getty Images

◆対戦結果・レポート
アマチュア vs プロの3カード目は、東京五輪ウェルター級日本代表岡澤セオン vs 日本スーパーライト級ユースチャンピオン佐々木尽。試合前から挑発合戦を繰り返していた両者は、ヘッドギアを付けずにリング中央へ。1ラウンド開始早々、佐々木が腕を振り回しながら大ぶりのフックを中心に差を詰めるも、距離を保ちながら冷静にジャブで応戦する岡澤。2ラウンドも両者の強気な姿勢は続き、岡澤のワン・ツーを受け止め、首を横に振って効いてないとアピールする佐々木。3ラウンドはさらにアグレッシブな展開となり、どちらも両腕を後ろに回してノーガードの打ち合いも。両者の手抜きなし“ガチスパー”に、会場からは拍手が沸き起こった。

対戦後、佐々木は「(岡澤は)うまかった。今までで一番きつかった。さすが東京五輪代表、めちゃ強かったです」と語った。また、「最終目標は世界チャンピオン。5月にユース王者同士の試合があるかもしれないので、応援してください」と次戦について触れたのち、「竹原さん、畑山さん、渡嘉敷さん、ぜひYouTubeチャンネルに呼んでください」と番組出演を懇願。一方、岡澤は「(佐々木は)19歳で、ありえない。でも、アマチュアに誇りを持っているので、何があっても負けないです。今後はスポンサーをつけて、アマチュアボクサーを続けていきたい。東京五輪には森脇選手や成松選手と、最高のボクシングを見せるので応援してください」と五輪への意気込みを語った。

第6試合

内山高志(元WBA世界スーパーフェザー級スーパーチャンピオン)
vs.
坂晃典(日本スーパーフェザー級チャンピオン)

内山高志 (C)Getty Images

◆対戦結果・レポート
スーパーフェザー級における元WBA世界王者内山高志 vs 世界を目指す日本スーパーフェザー級チャンピオン坂晃典の一戦。坂のみがヘッドギアを着用して臨んだ1ラウンドはゆったりとした序盤の立ち上がりだったが、“K.O.ダイナマイト”内山が随所で重い攻撃を繰り出し相手をけん制する。2ラウンドに入っても内山が間合いを支配し、ボディやフックで体力を削っていったものの、終了間際には坂が放送席から送られたゲキに応えて連打で反撃を見せる。3ラウンドではヘッドギアを脱いだ坂が積極的に仕掛け、ベテラン内山もこれにうまく対応。一発が出れば決着しそうな雰囲気だったが、お互い最後まで決定的な隙を作らず、抱き合って9分間の健闘を称え合った。

内山は「引退して4年経って、2日以上お酒を抜いたのは今回が初でした。(お酒は)2月1日から10日間止めました。1月20日から体を作りだしましたが、練習を始めたときは1ラウンド3分も持たなかったのでダメかな、と思ったんですけど、何とかみんなの前で恥ずかしい姿見せられないので。練習しているうちにいい試合したい、勝ちたいという感覚になってきた」と、久々の試合に臨んだ心境を明かした。坂は「レジェンド内山選手は自分が高校3年から大学生、アマチュアボクシングやってたころに世界チャンピオンになられて、ずっと防衛して、毎試合楽しみにしていた選手だったので、そんな選手とエキシビジョンマッチでも戦わせてもらえるというのは、とても楽しみにしていました」と、憧れのレジェンドとのカードに喜びを噛みしめていた。

第7試合

井上尚弥(WBA&IBF世界バンタム級統一王者)
vs.
比嘉大吾(WBOアジアパシフィック・バンタム級王者)

井上尚弥(左)、比嘉大吾(右) (C)Getty Images

LEGEND」メインカードは、WBA&IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥 vs 元WBC世界フライ級王者現WBOアジアパシフィック・バンタム級王者比嘉大吾

パウンド・フォー・パウンドPFP)世界2位の“モンスター”井上と、15戦連続KOの日本タイ記録を持つ比嘉が、グローブを交えた。

戦前から“ガチスパー”を宣言していたとおり、1ラウンドから試合さながらの展開。開始50秒、早くも井上の右ストレートが比嘉の顔面を捕らえ、左右上下と井上らしい打ち分けで連打を浴びせる。しかし比嘉も前に出て応戦。2ラウンドも開始早々、井上の重い左ジャブが比嘉に突き刺さり、終始井上のペース。開始1分を過ぎて、井上はノーガードで打ち合いに持ち込もうと誘発する。井上が比嘉の攻撃を交わしながら痛烈な左ボディを打ち込むと、比嘉もさすがに動きが鈍った。容赦のない連打を浴びせる井上、それでも前に出る比嘉。遂に3ラウンドへ。予告どおり、両者ヘッドギアを外して開始。井上の左ボディ、比嘉の右フックと打ち合いが続き、井上がロープ際でパンチを交わしながら、アッパー3連発をお見舞いするシーンも。攻撃の手を緩めない井上、一歩も引かない比嘉の攻防が続くなか、3ラウンド終了のゴングが鳴った。

対戦後、先にマイクを渡された比嘉は「コロナ禍で集まってくれて、ありがとうございました。何と言えばいいのでしょう……疲れました!」と息を切らしながら、感謝の言葉を振り絞った。そして井上は「コロナ禍で会場にお越しいただき、ありがとうございました。比嘉選手、スパーリングを受けてくれて、ありがとうございました」と感謝を述べ、続けて「これはあくまでスパーリングなので、普段見せない動きだったり、サウスポーに構えてみたりなどもしましたが、決して手を抜ていたわけではありません。ガチでやらせていただきました」と締めくくった。

izukawaya