■日本馬上位独占も十分 馬券は少点数に絞って分厚く
メインのクイーンエリザベス2世C(芝2000m、日本時間17時35分発走)は8Rに組まれており、コロナウィルスの関係で欧州勢の遠征はなく日本馬4頭、香港馬3頭の計7頭によって争われる。
スプリント同様、ここも日本馬が中心となりそうだが、最右翼はラヴズオンリーユーとしたい。2019年のオークスを無敗で制した後は勝ちきれないレースが続いたが、今季は京都記念で約2年ぶりの勝利を飾ると、初の海外挑戦となった前走・ドバイシーマクラシックでは僅差の3着。同レースでは、直線でクロノジェネシスとやり合うシーンが見られただけに、スムーズなら勝ち負けしていたかもしれないと思わせるほどだった。海外連戦となるが、水曜の最終追い切りではキビキビとしたフットワークを見せ、高いレベルでの好調維持をアピール。本格化を思わせる今なら、戴冠まであっていい。
相手はデアリングタクト。昨年は中央競馬史上初となる無敗の牝馬三冠を成し遂げたが、今年初戦の金鯱賞で僅差の2着に敗れている。ここ2戦は黒星が連続しているが、2走前のジャパンCはさすがに相手が悪く、前走は馬場状態と、いずれも敗因は明確であり悲観するほどの内容ではない。今回は負けなしの右回りに変わり前進も期待できるが、初の海外遠征というだけあって、人気の中心になるようであればほんの少しだけ割り引いて考えてみたい。
3番手はグローリーヴェイズ。2019年の香港ヴァーズでGIを勝利しているように海外遠征、シャティン競馬場への適性は十分だが、重賞での勝ち鞍はすべて2400m戦。2000mへの対応力は前述2頭のほうが上回ると見て、今回はこの序列とした。
地元勢はフローレが出走取りやめとなったため、マークするのは昨年の勝ち馬エグザルタントくらいでいいだろう。ただ今シーズンは5戦して2着4回、3着1回と勝ちきるまでに至らず、年齢的にピークを越えた感も。馬券の本線には不要で、あくまで相手レベルに留めておいていいのではないか。
スプリントとは違い、こちらは紛れの少なそうな少頭数戦。馬券では点数をなるべく抑え、1点あたりに厚く張りたいところだ。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、盲点となる穴馬の発掘を追求し続けている。











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