アトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン選手にとって、2016年は“あと一歩”が足りず悔しい思いをする年だった。
所属するアトレティコでは2年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝に進むも、前回と同じくレアル・マドリードに敗れて準優勝に終わる。特に2016年の決勝はPK戦までもつれた末に負けたため悔しさもひとしおだ。
さらに自国開催となった欧州選手権(EURO2016)でも、フランス代表の一員として決勝に進み国民の期待を背負いながら、延長でポルトガルのエデル選手に決勝ゴールを決められ敗れた。
そうした悔しい思いが積み重なっていたからこそ、今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)を制したときは、ピッチ上で静かに男泣きにくれる姿があった。
7月23日に更新したインスタグラムでグリーズマン選手は、目を潤ませながら唇を噛んだ2016年の写真と、UEFAヨーロッパリーグ(EL)とW杯を制した2018年の写真とを載せ比較を楽しんだ。
あの苦しい時期を乗り越えて、いまがある。
大きな成果を手にしたグリーズマン選手には「素晴らしい。あなたのゴールが目標達成に大きく貢献した」「ネバーギブアップの精神だ」「バロンドールに値する」など祝福の声が寄せられている。
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