【マーメイドS/追い切りジャッジ】アンドラステは辛口評価「B」 自己ベスト更新も「気持ちがまだ噛み合っていない」

■アンドラステ

【中間調整】3カ月ぶりだった前走・ターコイズSでハナ差の2着。その後骨折があり休養は長くなったが、症状は軽度だったようで帰厩後はさっそく素軽い動きを披露している。5月30日に中内田師が騎乗した初時計で坂路ラスト1F12秒8(馬なり)と上々の伸びを示すと、6月3日には坂路4F52秒4-1F12秒3(馬なり)の好時計。コース調整メインのため母数は少ないものの、これは自己ベストを更新する数字で、休養でのリフレッシュとパワーアップぶりを大きくアピールしてみせた。1週前には岩田望騎手が騎乗し、CWで単走追い。ここでも自己ベストを更新と骨折明けとは思えない動きを披露している。

【最終追い切り】1週前追いが実質の最終追いで、レース当週は指揮官が反応を確かめる程度の内容。CW単走で終いだけ重点に追われた。ややテンションが高い素振りは気になったが、促されてギアが入ってからは力強い伸びを披露できていた。

【見解】休み明け初戦から仕上げてくる傾向の厩舎。牧場との連携も緊密なようで、帰厩以降速い時計を連発できている点はさすがだ。体や心肺機能はしっかりデキ上がっているようだが、1週前、レース当週と気持ちがまだ噛み合っていないような点は気がかり。過去2回、約半年ぶりのレースで勝利しているように鉄砲駆けできる馬だが、いずれも最終追いでは坂路で気分良く流し、疲れも適度に抜いてやる調整で臨んでいた。今回は攻めのパターンが異なり、最終追いはCW。一定の仕上がりにはありそうだが、本当に良くなるのは次以降かもしれない。

総合評価「B」

◆【マーメイドステークス2021/追い切りジャッジ】関東遠征後の中3週も「倦んだ雰囲気は皆無」 アブレイズに「A」評価

◆【マーメイドステークス2021/追い切りジャッジ】前走完敗の伏兵馬に「A」評価、精神面の研ぎ澄まされぶりは「文句なし」

◆【マーメイドステークス2021/追い切りジャッジ】心身ともに目下最高潮の仕上がり 秋華賞3着馬ソフトフルートに「S」評価

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします