【ボクシング】井上尚弥はなぜ“危険な存在”なのか 米メディアはバランス感覚に注目「まるで自動修正機能」

軽量をパスし、充実した表情をみせる井上尚弥(C)Getty Images

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥は19日(日本時間20日)、米ラスベガスでの防衛戦(WBA5度目、IBF3度目)を迎える。挑戦者はIBF同級1位のマイケル・ダスマリナス

両者は18日(同19日)に行われた前日計量も問題なくクリア。井上は計量後に自身のTwiiterを更新し「無事に計量パス!!明日は最高の試合パフォーマンスをお届けします!」と意気込みを綴っている。

4団体統一への意欲を公言する井上だが、ボクシングの“聖地”では2度目の防衛戦。米放送局「ESPN」では試合目前に特集記事を公開し、“モンスター”の魅力について分析している。

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■強打の秘密は「バランス」

井上に挑むダスマリナスは30勝(20KO)2敗、170センチの身長を誇る長身サウスポーだ。大方の予想は「井上優勢」に傾いているが、「ESPN」はダスマリナスの実力を高く評価し、決して侮れない相手であると評している。

そのうえで、特集記事では「何がイノウエをここまで危険な存在とさせるのか」と題し、井上の持ち味を改めて紹介している。

20戦無敗というこれまでの戦績からも井上の強打はボクシング界を震撼させているが、記事では改めて「イノウエの繰り出す全てのパンチが決定打となる、全てのパンチがだ」と強調し、「凶暴」とまで評している。また、試合を組み立てるバラエティ豊かなジャブや右カウンターも高く評価されているが、特筆すべきは「バランス」だと言及した。

「彼は不利な体勢になっても、さながら自動修正機能のように即座にバランスを立て直す。常にパンチが繰り出せる体勢を維持するのだ」

記事ではこのバランス感覚が、強打を生み出すうえでの重要な部分だとしている。バランスよく足場を固め体勢が安定していることが強打には必須であり、そのうえでテクニックや体重をパンチにのせる技術が掛け合わさり、井上の規格外のパワーが発揮されると結論づけている。

■「いつだってイノウエの試合は必見」

ラスベガスで2度目の防衛戦を迎えるなど、米国でも確固たる評価を集めている井上だが「ESPN」としてもその存在感は別格のようだ。

「いつだってイノウエの試合は必見モノだ。軽量級でありながらあれだけのパンチ力を兼ね備えているのは珍しく、これだけのスキルを発揮してくれるファイターはそうそうお目にかかれない」

井上としては目標である4団体統一を実現するため、ここで足踏みをするつもりは毛頭ないはず。結果と内容を両立させ、今後への勢いをつける防衛戦とできるか注目だ。

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文・SPREAD編集部


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