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【格闘技/UFC】マクレガーvs.ポイエー、衝撃のカーフキック決着から7カ月ぶりの因縁対決 フェイスオフであわや大乱闘

【格闘技/UFC】マクレガーvs.ポイエー、衝撃のカーフキック決着から7カ月ぶりの因縁対決 フェイスオフであわや大乱闘
フェイスオフのポイエー(左)とマクレガー (C)Getty Images

UFC 264」は10日(日本時間11日)、ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催される。メインイベントは、元UFC二階級同時王者のコナー・マクレガー(アイルランド)と、UFC世界ライト級暫定王者のダスティン・ポイエー(米国)となる。

両者はこれまで、2014年9月と今年1月の2度対戦し1勝1敗。今回が3度目の対決で、決着戦となる。

【実際の映像】マクレガーがポイエーに“カーフ返し”で一触即発! 早くも両者ヒートアップしたフェイスオフの一部始終

■マクレガーの足を破壊したカーフキック決着

最初の対決は2014年9月。当時フェザー級ランキング9位のマクレガーはUFCデビュー2年目の新人で、トレーニング中に右手親指の靭帯を損傷しており、ケガを押しての出場だった。同ランキング5位のポイエーに対し、左フックでダウンを奪い、マクレガーが1R1分46秒であっさりとTKO勝利を収めた。

その後、ポイエーはマクレガーに対し再戦を要求していたが、マクレガーの再三にわたる現役引退宣言などもあり実現せず。しかし、マクレガーにとっては2020年6月の引退宣言を経ての復帰初戦となる今年1月、約6年ぶりとなる第2戦が実現した。

第2戦、マクレガーは1Rからパンチを中心に圧力をかけていったが、対するポイエーはマクレガーの前足へのカーフキックを絶えず繰り出していく。2Rに入りマクレガーの動きが確実に鈍くなると、ポイエーは連打からの右フックで勝負あり。2R2分32秒TKO勝ちで、ポイエーがリベンジを果たした。

マクレガーはキャリア初のTKO負けを喫するとともに、ポイエーから18発のローキックを受けた影響で足が崩壊。試合後は松葉杖で足を引きずる姿を見せた。この試合、ポイエー陣営は当初からカーフキックを軸としたプランでこの一戦に挑んだことが明らかになっている。試合後、マクレガーは「足が完全に死んだ」と語った。

■前日フェイスオフでマクレガーが“カーフ返し”

あの衝撃のカーフキック決着から7カ月。再び両者がラスベガスのオクタゴンで向き合う。

1勝1敗のイーブンで迎える第3戦。マクレガーはカーフキック対策を宣言し、5日には自身のインスタライブで、「最近(彼が)何やら発言しているみたいだが、その代償を支払ってもらう。絶対にだ。今回は優しくはない」と、ポイエーが勝利に自信があると発言したことに対して挑発、雪辱に燃えている。

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因縁の両者は試合前日9日(同10日)の記者会見からヒートアップし、登壇前から挑発を続けるマクレガーに対し、ポイエーが激昂。壇上では両者の舌戦が繰り広げられた。

「お前はオクタゴンの中で逃げまとう田舎者の負け犬だ」と言い放つマクレガーに対し、ポイエーは「昔は強かったが、弱くなったな」と不敵な笑みを浮かべる。そしてフェイスオフでは、マクレガーがまるで“カーフキック返し”のようにポイエーの右足に蹴りを当て、あわや大乱闘のシーンに緊張が走った。

前回、カーフキックを軸とした策で意表をついたポイエーに対し、今回、マクレガーがどのような試合運びを見せるのか。カーフキック対策を宣言するマクレガー、カーフキックを使わないプランも明かしているポイエー。第3戦の試合展開は予測不可能と言っていい。

果たして、オクタゴンに沈むのはポイエーか、それともマクレガーか。両者の因縁がぶつかり合う決着戦は、一瞬たりとも目が離せない試合となりそうだ。

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文・SPREAD編集部