【MLB】「クールでクレイジー、あり得ない、でも不可能ではない」 大谷翔平一色に染まった球宴報道

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

13日(日本時間14日)のMLBオールスターゲームに「二刀流」で出場するロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手。12日(同13日)はホームランダービーに加え、球宴前日のメディアデーに対応し、多くの取材をこなした。米各紙が球宴に臨む大谷をこぞって取り上げるなど、各媒体は大谷一色の様相を呈している。

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■ペドロ・マルティネスから笑いも引き出す

ホームランダービーは1回戦敗退となったものの、メディアからの注目度では圧勝だった大谷。大谷自身も「雰囲気を楽しんでいる」と語ったように、リラックスした表情で取材に応じていた。

「MLBネットワーク」のブースに招かれた大谷は、同席したペドロ・マルティネス氏(サイ・ヤング賞を3度受賞)から「子供の頃のアイドルは?」と問われ、「よく見ていたのは打者ならイチロー選手や松井秀喜選手。投手ならもちろんペドロさんです」と答え、目前に座る大先輩を持ち上げながら場を盛り上げていた。

また、「オールスターゲームやホームランダービーを控えて緊張しているか?」との質問には「もちろん緊張している。ただ、こうやってインタビューを受けるほうが緊張する」と切り返し、またも笑いを誘った。

■ベーブ・ルースひ孫も「大谷支持」

新聞各紙も大谷特集を掲載。「ニューヨーク・タイムズ」電子版は大谷が実践する二刀流について、球宴に集ったスター選手たちの声を借りて改めて紹介。オークランド・アスレチックスのマット・オルソンが「野球界のトップレベルにおいて、彼は投打両方で最高のパフォーマンスをしている。クレイジーだよ。クールだよ」と言えば、ニューヨーク・メッツのピート・アロンソは、「投手・大谷」がホームランダービーにも出場することについて「いいじゃないか。それが野球の醍醐味だ。野球界には“やってみればいい”という言葉が必要だ」と答えており、記事は「クールでクレイジー、信じられない、あり得ない、でも不可能ではない。それが大谷の魅力である」と記した。

「ロサンゼルス・タイムズ」電子版は少し変わった視点を提示。「ベーブ・ルースは大谷翔平のファンになるだろうか? ベーブ・ルースのひ孫、なると思う」という見出しで特集記事を掲載。ウエブサイト「www.BabeRuthCentral.com」を運営するベーブ・ルースのひ孫、ブレント・スティーブンス氏に話を聞いている。

同氏は、ベーブ・ルースが最終的に打者一本に絞った経緯などを説明した上で、「(ベーブ・ルースは)絶対に大谷選手を支持すると思いますよ。私もそうです」とした。さらに「彼(ベーブ・ルース)は常に自分の記録が更新されることを願っていたようです。大谷選手が活躍することで、ベーブ・ルースという名前や功績が呼び起こされることになり、それを彼もきっと喜んでいることでしょう。大谷選手がやっていることは非常に珍しいことで、野球界にとって素晴らしいことだと思います」と称賛していた。

多くのスラッガーたちが球宴ホームランダービー参加を回避する中、「(後半戦に影響があるかどうか)やってみないと分からない」と話した大谷。リスクヘッジが先立つ野球界において、まだ見ぬ結果を恐れるより、可能性を信じて突き進む大谷の姿が多くの人の心を捉えて離さないようだ。

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文・SPREAD編集部


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