【東京五輪/野球】侍ジャパンvs.宿敵・韓国、全勝で決勝進出のカギを握る代打と継投の“キーマン”

侍ジャパン・稲葉篤紀監督(C)Getty Images

悲願の金メダルまであと2勝。セミファイナルの相手は、グループB2位からドミニカ共和国を破って勝ち上がってきた韓国

オリンピックで野球が最後に行われた2008年の北京五輪で金メダルを獲得したWBSCランキング3位の強豪国は、侍ジャパンがこれまで多くの国際試合で死闘を演じてきた相手だ。

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■韓国の攻撃は要注意

攻撃の中心となっているのが、ここまでの3試合で打率4割台をマークしているキム・ヒョンス。北京五輪でも代表だったキム・ヒョンスはMLB経験もある左の好打者で、2019年のプレミア12では決勝の日本戦で本塁打を放った。今大会でもノックアウトステージのドミニカ共和国戦でサヨナラ打を放つなど、ここまで2本塁打、5打点と得点源になっている。

トップバッターのパク・ヘミンも3試合で打率.429をマークしているが、四球もチーム最多の5個とチャンスメーカーとして厄介な存在だ。他にも90年代後半に中日でプレーしたイ・ジョンボムを父に持つイ・ジョンフ、現在は野手に専念しているが、かつては最速149キロで投手も兼任して「韓国の大谷翔平」と言われた若きスラッガーのカン・ペクホ、下位で打率.400をマークしているホ・ギョンミンらが要警戒選手だ。

■終盤は左打者がキーマン

投手陣は20代の若手中心の布陣。先発はアメリカ戦で先発した29歳の右横手投げ投手・コ・ヨンピョが中3日で日本戦に先発。アメリカ戦では4回2/3を4安打4失点で負け投手となったが、そこからどう修正してくるか。

その他、ドミニカ共和国戦で先発し、将来の代表エースの期待も高い高卒新人左腕・イ・ウィリも控えるが、注目は大会直前に緊急招集されたオ・スンファン。阪神で2年間プレー経験を持つ39歳の金メダリストは、昨年までにアジア人最多となる日米韓通算422セーブを記録したクローザーだ。

阪神でプレーした2年間では対右打者の被打率が1割台だったのに対し、対左打者は2014年が.223、2015年は.298となっており、終盤での代打起用が予想される近藤健介(日本ハム)、栗原陵矢(ソフトバンク)らがキーマンになる可能性もある。

■選手を見極めて決勝進出へ

日本は初戦のドミニカ共和国戦で6回無失点と好投した山本由伸(オリックス)が先発するが、ここまでの3試合で二度のサヨナラ勝ちと、接戦の終盤勝負になる可能性が高く、投手の継投が勝敗のカギを握ることになりそうだ。2015年プレミア12の韓国戦では、先発した大谷翔平(当時日本ハム)が7回1安打無失点と好投しながら降板となり、9回に3点差を逆転されて敗戦したこともある。

ここまでの3試合でもリリーフで起用した青柳晃洋(阪神)が2試合連続で失点し、厳しい展開を余儀なくされた。稲葉篤紀監督が選手の状態を見極めた選手起用ができれば、全勝での決勝進出につながることになるはずだ。

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試合情報

日本-韓国
試合開始:8月4日(水)19:00
中継情報:NHK総合(18:49~)

記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB


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