【東京五輪/スポーツクライミング】「一緒にメダル嬉しい」野中生萌が「銀」 野口啓代も現役最後の舞台で「銅」

決勝を終え抱き合う(左から)野中、ガルンブレト、野口(C)ロイター/Yara Nardi

東京五輪は6日、今大会から採用された新競技スポーツクライミング女子決勝を行い、野中生萌(みほう)が銀メダル、野口啓代(あきよ)が銅メダルを獲得した。

ヤンカ・ガルンブレト(スロベニア)が初代金メダリストとなった。

◆【実際の映像】メダリスト3名が歓喜の抱擁 野中生萌・銀メダル、野口啓代・銅メダルが確定した瞬間

■野口は東京五輪での引退を表明

野中は「予選は(けがの)痛みに耐えられないところがあったが、決勝は痛みを無視してテクニックを出せた。何よりも、啓代ちゃん(野口)と一緒にメダルを取りたいと思っていたので、それが実現して嬉しいの一言。あきらめずに全て乗り越えてきてよかった」と話した。

今回大会での引退を表明していた野口は決勝後、「一番得意のボルダリングで1本も登れずに心が折れそうだったが、最後のリードで一歩でも多く登りたいと思って登れたのが良かった」と振り返り、「金メダルには届かなったが、良かった。(野中と)一緒に表彰台に乗れてすごくうれしい」と笑顔を見せた。

野口は茨城県出身の32歳。家族で旅行したグアムでの体験をきかけに11歳でクライミングを始め、2008年のボルダリング・ワールドカップで優勝。2018年にアジア競技大会で優勝、19年の世界選手権で総合2位に輝いた。東京五輪を最後に引退すると19年に表明している。

野中は東京都豊島区出身の24歳。登山好きの父親の影響で8歳でボルダリングを始め、16歳で日本代表入り。2016年の世界選手権でボルダリング2位に輝いた。

金メダルを取ったガルンブレトは22歳。18年と19年の世界選手権複合を連覇した。この日の決勝も、2種目目のボルダリングと3種目のリードでそれぞれ1位を獲得して金メダルを手にした。

五輪のスポーツクライミングは、高さ15メートルの高さの壁を登る速さを競う「スピード」、制限時間以内に難しく設定されたコースをいくつ登れるかを競う「ボルダリング」、制限時間以内に高さ15メートル以上のコースをどの地点まで登れるかを競う「リード」の3種目を行い、それぞれの順位を複合して全体の順位を決める。

5日に行われた男子では、楢崎智亜が4位入賞した。

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文・SPREAD編集部=ロイター


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