昨季のアジア王者が危機的な状況にある。J1リーグ第5節まで終わった時点で、浦和レッズは2分3敗の17位。大きく出遅れたクラブは堀孝史監督の契約解除を発表した。
苦境に立たされたチームでキャプテンを務める柏木陽介選手が、4月1日にインスタグラムを更新して「全てはキャプテンの自分の責任」と苦悩をつづっている。
現在のチーム状態について柏木選手は、「チームをまとめれない、落ち着かせられない、コントールできない」と浮足立っている様子を語り、「みんな不満ですよね」とファンの心情を慮った。
どん底から這い上がるために逃げない
自分自身も情けなく感じているという柏木選手。浦和在籍9年目を迎えて、「チームのためにできるなら」とキャプテンを引き受けた責任を受け止め、「ここでキャプテンを辞めて、逃げるのはめちゃくちゃ簡単なことやと思う。こっから這い上がりたい。這い上がらせたい」とチームの建て直しに尽力する決意を示した。
浦和が好きだとクラブへの愛を語る柏木選手は、「浦和でサッカー人生を終わらせたいと思ってます。頑張らせてください」とファンの理解を求め、最後は「笑顔で終われるようにしたいと思う」と逆襲を誓った。
キャプテンの必死な思いにファンも応え、「絶対に笑って振り返る日が浦和には来るから、だから頑張ろう」「みんな信じてるから!兎に角、ゴールだけを見て一試合一試合取り組んで!」「陽介を俺は信じる! キャプテンだから何かしないとと気負いすぎると空回りするから、まずは自分のプレイに専念して!」「応援してます!頑張って頑張って頑張ってください。それをサポートするのが、私たちサポーターの仕事です!」など励ましていた。