【MLB】テオスカーの守備はどこが悪いのか? 公式データで浮き彫りになる「打球反応の悪さ」と「バースト不足」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

Advertisement

【MLB】テオスカーの守備はどこが悪いのか? 公式データで浮き彫りになる「打球反応の悪さ」と「バースト不足」
ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス(C)Getty Images

カイル・タッカー外野手のドジャース加入により、テオスカー・ヘルナンデス外野手のトレード話がたびたび取り沙汰されている。

昨年は右翼手としてレギュラーシーズン133試合に出場するも、故障の影響も相まって精彩を欠くプレーが目を引いた。拙守のイメージがすっかり定着してしまったT・ヘルナンデスの守備は、どこに問題があるのか。ここでは、MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』で各種指標を掘り下げてみる。

◆「タッカーはブルージェイズに行きたかった」なぜ方針転換したのか……元盗塁王が明かした交渉の舞台裏「ドジャースの年俸は断れない」

Advertisement


■「走行ルート」は高評価も……

『Baseball Savant』では、外野手の打球反応を評価するための「Outfielder Jump(以下ジャンプ)」と呼ばれる指標がある。「ジャンプ」は、投手がリリースした瞬間から3秒間の外野手の動きを計測したもので、0秒から1.5秒を「Reaction(リアクション)」、1.5秒から3秒までを「Burst(バースト)」、3秒間のうち正しい方向へ進んだ距離を「Route(ルート)」と定義。3つの要素で構成されている。捕球確率が90%以上の簡単なプレーは含まない。

この「ジャンプ」のうち、T・ヘルナンデスは、「リアクション」が-0.5でメジャー全体62位、「バースト」が-0.6の全体66位で平均値を大きく下回る。一方で「ルート」は+0.8で全体8位と優秀。打球判断に時間がかかり、走り出しも悪いが、想定される最短距離は走れている。全体的に打球に追いつけないケースが多く見られるのは、このためだ。

また、捕球確率0%から25%(5つ星)と、 26%から50%(4つ星)の打球では計35回全て成功ならず。51%から75%(3つ星)の打球も10回中4回の捕球に留まっており、球際に弱い。76%以上の平凡な打球でも捕球を逃したケースがあり、ノーミスの同僚アンディ・パヘス外野手との差が浮き彫りとなっている。

Advertisement


昨季のT・ヘルナンデスは、股関節の故障で離脱した時期もあるため、プレーに支障が出た可能性も捨てきれないが、スプリントスピード「28.1フィート/秒」は大谷翔平投手(28.0)とほぼ同じ。走力自体に極端な影響は見られない。今季は左翼手としての起用が見込まれるものの、拙守の要因は技術的な側面も多く、ファンの悩みは尽きないと見られる。

◆「ダメ元で電話した」背番号30を希望したタッカー、ロバーツ監督に譲渡を依頼するも……拒否された理由とは?

◆「大谷翔平の練習ぶりは異常だった」ドジャース期待の若手にも刺激、3Aで36本塁打の27歳ウォードが絶賛「本当に感動したよ」

◆ドジャースでのメジャー昇格は“茨の道” 3Aで36本塁打の27歳ウォードも自問自答「これ以上何をすれば上がれるんだ?」

izukawaya

おすすめPR

META POG

Advertisement


Advertisement

  • 【MLB】岡本和真、三塁で見せた堅守に現地実況も賛辞「素晴らしい打球処理」 地元メディアが1年目の奮闘評価「常に長打力を発揮」 5.2k件のビュー
  • 【MLB】「主役は菅野智之だった」2年連続10勝目、ロッキーズに5年ぶりの2桁勝利投手 地元メディア称賛の投球術「本塁打は打たれる、しかし……」 1.2k件のビュー
  • 【MLB】“大谷翔平超え”を果たした岡本和真、ブ軍監督が称賛「大偉業だよ、本当に才能に溢れている」 日本選手1年目の最多本塁打を更新 200件のビュー
  • 【MLB】菅野智之、評価急上昇でトレード移籍か 地元記者が予想「離れた場所から称賛する存在になるまで、時間は残されていないかも」 200件のビュー
  • 【MLB】ヤンキースのチザムJr.「球界でもっとも過大評価されている選手」の悪評覆し……球団史上3人目の「30-30」達成 100件のビュー