【関屋記念2026/追い切り診断】3週前からの万全な調整過程に「S」の最高評価 「追われても乱れ皆無」理想的なフォームを披露

【関屋記念2026/追い切り診断】3週前からの万全な調整過程に「S」の最高評価 「追われても乱れ皆無」理想的なフォームを披露

第61回関屋記念(26日/GIII、新潟芝1600m)には、サマーマイルシリーズ第1戦・しらさぎSを勝ったエルトンバローズ、2.3億円ホースのダノンセンチュリー、重賞初挑戦のアンパドゥなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「アンパドゥ」を取り上げる。

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■アンパドゥ

芝マイルの持ち時計こそ現代の重賞では最低限の水準と言えるが、未だキャリア6戦で連対を外したのは一度だけ。その一戦も急仕上げに加え、展開とコース取りまで噛み合わなかったことを思えば、能力を出し切った敗戦とは言い難く、その評価にも合点がいく。この中間は余裕を持った調整過程を踏めており、ようやく本来の姿へ近づいてきた印象を受ける。

1週前はWコースで6F81.7-66.9-52.2-37.6-11.4。3週前からしっかりと負荷を積み重ねてきた流れを受けての一本だったが、最後まで余力を十分に残したまま鋭い伸び脚を披露した。後肢の踏み込みには力強さがあり、トモから生み出した推進力が無駄なく前へ伝わる理想的なフォームだ。最終追い切りはWコースで3頭併せ。3歳未勝利が相手だが、あくまでも折り合いとリズム重視。手前を替えた瞬間の加速が実に自然で、追われてからのフォームに乱れは皆無。ここ2戦と比較しても、心身のバランスは明らかに一段上の仕上がりと言える内容だった。

今回は能力以上に、調整過程の違いを高く評価したい。急仕上げだった前々走や、まだ余裕を残していた近走とは異なり、この中間は3週前から計画的に負荷を積み重ねることができた。その結果、全体の走りへしっかり反映されている。血統が秘める持続力と成長力が、この充実した調教内容によってようやく噛み合ってきた印象である。馬体の張りも近走以上で、皮膚の薄さからも状態面の良さは明白。初の重賞挑戦とはいえ、ここまで順調に積み上げてきた現在の出来なら、相手強化だけを理由に軽く扱うのは危険だろう。伸びしろを十分に残したまま、歩みを進めてきた一頭として注目しておきたい。

総合評価「S」

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