今週末は第74回神戸新聞杯(21日/GII、芝2400m)が阪神競馬場で開催。
三冠最終戦の菊花賞を目指すべく、今年も春の実績馬と夏の上がり馬が相見えることになる。二冠馬のロブチェンの存在もあってか、別路線に回った春クラシックの上位馬も少なくないが、直行組からはそのロブチェン、コンジェスタス、グリーンエナジーらが登録。夏の上がり馬からもナリタエスペランサをはじめ、古馬相手に実績を積んできた馬たちが菊花賞の優先出走権を懸けて争うことになる。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■日本ダービー直行組が10勝と断然
春クラシックで日本ダービーに出走した馬の多くが、菊花賞を目指す秋の始動戦として出走するトライアルレース。本番へ向けての力関係、そして春から秋にかけて各馬がどれだけ成長を積んできたかを測る意味でも非常に重要な役割を担う重賞である。
基本的には実績上位馬が順当に結果を残しており、過去10年でも1、2、3番人気が上位3頭を占めたケースが3回。3連単1690円という配当になった昨年の例もあり、大きな配当を期待するというよりは狙いを絞って少点数で勝負するレースと言えよう。なお過去10年では、勝ち馬はすべて前走で日本ダービーを使われていた。
日本ダービー【10.6.5.28】
HTB賞【0.1.0.2】
信濃川特別【0.1.0.1】
藻岩山特別【0.1.0.1】
信夫山特別【0.1.0.0】
1勝クラス【0.0.1.9】
ラジオNIKKEI賞【0.0.1.4】
ルスツ特別【0.0.1.0】
一宮特別【0.0.1.0】
若葉S【0.0.1.0】
近2年では上位3頭がすべて前走日本ダービー組。また過去10年中9年でも上位3頭中2頭以上が前走日本ダービー組である。掲示板を外した馬からの巻き返しも珍しくなく、2桁着順からの巻き返しも4頭いる。前走着順は問わない。
そして日本ダービー馬が出走してきたケースは4回あり、そのうち3回で勝利。敗れた1回は2021年のシャフリヤールだったが、同年は阪神競馬場の改修工事の影響で中京芝2200mで行われていた。その上、極悪馬場で行われたこともあり参考外と考えていいだろう。
今年は皐月賞、日本ダービーを制して三冠達成に挑むロブチェンが出走を予定しており、単勝1倍台の支持を受けることが予想される。しかしながら、単に「人気しすぎるから」という理由で嫌ってしまうのはあまり賢い判断とは言えない。
ロブチェン以外の日本ダービー組はどうか。まずは9着のコンジェスタス。京都新聞杯の勝ち馬だが、春先は使い詰めでデビュー時の530キロに対して日本ダービーでは508キロと、レースのたびに馬体重を減らしてしまっていた。立て直して万全の状態で出走してくれば、上位を賑わす可能性はある。
そして京成杯の勝ち馬グリーンエナジー。日本ダービーでは16着だったが、中間には熱発もあった。皐月賞では7着ながらロブチェンとは0秒5差。上がり3ハロン33秒6の脚を使っているあたり、決め手は脅威になるだろう。
14着のエムズビギンも見直したい1頭。きさらぎ賞ではアタマ差の2着。勝ったゾロアストロは古馬相手に夏の新潟記念を制していた。こちらも順調なら巻き返しの可能性も考えておきたい。
条件戦経由の馬からは、2連勝中のナリタエスペランサを推したい。前走は2600mの2勝クラスで逃げ、上がり最速を計時して3馬身差の圧勝。距離適性に望みを託す手はある。
いずれにしてもロブチェンを巡る争いになるであろう、今年の神戸新聞杯。春の二冠馬を脅かす存在が出現することを期待したい。
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