【MLB】ドジャースは万全じゃなくてもなぜ勝てる? 名将マドン氏が指摘した「数字では測れない強さ」とは……

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】ドジャースは万全じゃなくてもなぜ勝てる? 名将マドン氏が指摘した「数字では測れない強さ」とは……
ドジャース(C)Getty Images

ドジャースは、必ずしも万全の状態ではない。それでも勝ち続ける背景には何があるのか……。かつてレイズやカブス、エンゼルスで指揮を執ったジョー・マドン氏が5日(日本時間6日)、米ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演。ドジャースが持つ「数字では測れない強さ」について語った。

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■「何とか勝てる」という感覚

『Foul Territory』に出演したマドン氏が挙げたのが、ベテランの経験と競争力だ。強いチームは決してパニックにならず、苦しい展開になっても「何とかして勝てる」という感覚があると語る。「私が見ているのは、選手自身の状態やクラブハウスの文化だ。苦しい場面で選手たちがどう感じているのか。そして、悪いことが起きた場合にどれだけ早く気持ちを切り替えられるのか。それがドジャースと他のチームを分けている」と分析した。

マドン氏は、現在のドジャースが必ずしも好調とは限らない点に言及。フレディ・フリーマン内野手は単打を重ねながら貴重な本塁打に繋げ、ムーキー・ベッツ内野手は「以前と同じスイングには見えない」ながらも、遊撃手の守備でチームに貢献し、要所では大きな当たりを放つなど、勝利に関わり続けていると評価した。

大谷翔平投手についても「酷い状態に見えた」と率直に語りつつ、「それでも彼はきっと立て直すと思う」とコメント。全ての選手が常に最高の状態ではなくても勝利を手繰り寄せられるのが、ドジャースの強さだとした。

■「勝つことだけが目的」のベテランたち

このような勝負強さはどうやって身につくのか。マドン氏が強調したのが「若手とベテランを同じチームに置くこと」だった。

同氏はプロの選手には“5つの段階”があると説明。最初は「ここにいられてうれしい」、次に「ここに残りたい」、そして「自分はここでやれる」となり、その先に「できるだけ多く稼ぎたい」へ辿り着く。そして最後が「勝つことだけが目的」というレベルだ。「レベル5の選手が必要だ。そういう選手を見つけて、可能性を感じている若手の中に置く。そして勝ち方を教えなければならない」と説いた。

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マドン氏は自身が率いた2008年のレイズを例に挙げ、若い選手が多いチームにベテランを加えたことが大きな意味を持ったと振り返る。カブス時代にもデビッド・ロスやジョン・ラッキーら、経験豊富な選手たちが違いをもたらしたと語る。

数字やデータだけでは、勝つために必要な感覚を身につけられない。苦しい場面を乗り越えたベテランがいることで、その経験が若手にも受け継がれていく。ドジャースの「数字では測れない強さ」を支えているという。

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