【格闘技/RIZIN.31】「斎藤裕 vs. 牛久絢太郎」勝敗予想 朝倉未来が認めた王者の“破壊力”

斎藤裕(C)RIZIN FF

Yogibo presents RIZIN.31」は24日、横浜・ぴあアリーナMMで開催される。昨年11月に朝倉未来を下し、初代RIZINフェザー級王者となった斎藤裕は、牛久絢太郎を相手に初の防衛戦に臨む。

この記事ではメインマッチ「斎藤裕 vs. 牛久絢太郎」の見どころと勝敗予想をお届けする。

【格闘技/RIZIN.31】フェザー級新王者に牛久絢太郎 斎藤裕「できる、できるよ!」の声も虚しく流血ドクターストップ

◆【随時更新中/試合速報】「RIZIN.31」10月24日 対戦カード、試合結果、中継情報一覧

■思い通りに試合を運ぶ頭脳派ファイター斎藤

二人は今回が初対戦。王者・斎藤は昨年7月の「RIZIN.23」でデビューし、Rebel FCフェザー級王者の摩嶋一整を相手に2ラウンド24秒でグラウンドヒザ蹴りによるTKO勝ちを収めると、続く11月の「RIZIN.25」で朝倉未来とのフェザー級タイトルマッチを3-0のフルマーク判定で制し王座に就いた。

今年3月の「RIZIN.28」ではノンタイトルでヴガール・ケラモフと対戦し2-1の判定勝ちを収め、ここまでRIZIN3戦全勝。総合格闘技の成績は20勝4敗で、うち判定勝ちが13。打撃も寝技もバランス良く優れたオールラウンダーで、冷静に試合をコントロールしつつ相手を分析、ミスを逃さず一気に沈める観察力と打撃力も併せ持つ。さらに、敗れた4試合すべてが「判定負け」でKO負けがないことから打たれ強さ、粘り強さもある選手といえる。

先日、RIZIN公式のYouTubeで公開された動画では、朝倉戦について「(朝倉は)なんで負けたか分かってない。彼の試合をできなくさせたんで」と相手のやりたい試合を意図的にさせず戦略通りに勝ったと発言、さらに斎藤のことを「そつなくできるが意外と穴はある」と分析した牛久のコーチ・横田に対して、斎藤のセコンドに付く石渡伸太郎は「見てて分からないんだな。格闘技知らないのかな?分からないんだったらラッキー」というと斎藤は続けて「(負けた選手は)みんなそれで痛い目見てますから」とうなずくなど対戦相手の分析力、作戦の実行力ともに長けた頭脳派だ。

■勝利への執着心が強い牛久

対する挑戦者の牛久は、現在26歳の現・DEEPフェザー級王者で、今回がRIZIN初参戦となる。若い選手ながら、MMA成績は17勝6敗とタイトルマッチを含め試合経験が豊富で、ファイトIQが高い。18歳でPANCRASEのプロ昇格トーナメントで優勝し、プロ格闘家に昇格。小学生の時から約10年間続けた柔道をバックボーンに、得意の組み技に持ち込むための高いテイクダウン能力とスタミナを有する。

昨年9月の「DEEP97」では弥益ドミネーター聡志とのタイトルマッチに挑み、膝蹴りを顔面に食らいダウンを奪われるも怯まずに3ラウンドの死闘を戦い抜いて、4-1の判定勝ちでDEEPフェザー級王者に輝いた。2月のノンタイトル戦では中村大介にKO負けを喫したものの、7月のタイトルマッチで同選手と再戦し4-1の判定勝ちで初防衛に成功している。DEEPでは5勝1敗と、経験・実績ともに、タイトルマッチの挑戦者に相応しい実力者といえるだろう。

■冷静さを保ちペースを掴めるか

相手の隙に目を光らせKO勝ちを狙う斎藤と、組み技に持ち込みスタミナで勝機を見出したい牛久。打たれ強くて粘り強い両者の対戦は苦しい展開が予想される。

牛久は得意の組み技に持ち込むために積極的に仕掛けにいくと見るが、一度ミスが出れば斎藤はすかさず仕留めにかかるだろう。特に、牛久はタイトルマッチとKO負けを喫した中村戦の両方で頭から相手に突っ込み顔面に膝蹴りを受けており、中村戦ではこれが決め手となってKO負けしている。

小さなミスが命取りになりかねない一戦で、いかに冷静に自分の得意な試合展開に持ち込めるか。斎藤は会見でもKO勝ちを狙うと明言しているだけに、フィニッシュまでの組み立ては入念に準備しているだろう。

それでも、タイトルマッチのときのように牛久が不屈の精神で食らいつけば、3ラウンド判定にもつれ込む展開はある。

しかし、白紙となったクレベル・コイケ戦へのフラストレーション、これに摩嶋戦以来のKO勝ちを欲する斎藤は、一瞬の隙を突いて必ず狙ってくるはず。朝倉未来が体感した斎藤の打撃力が、ファンにもわかりやすく伝わる瞬間が訪れる。王者・斎藤がKO勝ちで初防衛成功と見た。

【格闘技/RIZIN.31】フェザー級新王者に牛久絢太郎 斎藤裕「できる、できるよ!」の声も虚しく流血ドクターストップ

◆牛久が打倒斎藤の秘策を示唆 朝倉未来には「オレを倒してからにしろ」

◆堀口恭司、米専門家が“世界クラス”と実力に太鼓判 ペティス戦は「Bellator至高の一戦」

◆斎藤裕、初防衛戦前に“強気発言”連発のワケ 「激しい試合、衝撃の結末を見せたい」

文・工藤愛梨(SPREAD編集部)


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします