【フィギュア】坂本花織、1.04差で表彰台逃す 17歳トルソワが4回転ルッツ1本で圧巻V フィギュアGPシリーズ第1戦

フリーを終えて笑みを浮かべる坂本花織(C)ロイター

フィギュアスケートGPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」の最終日(女子フリー)が24日(日本時間25日)、米ネバダ州・ラスベガスで行われた。ショートプログラム(SP)4位の坂本花織がフリーで3位となる144.77点をマーク。SPとの合計215.93点で4位に入った。

SP1位の17歳アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)は4回転ルッツを決め、フリーでも1位となり、232・37点でGP3勝目を挙げた。宮原知子は7位、横井ゆは菜は11位だった。アイスダンスは小松原美里小松原尊組が合計164.32点で今季初戦を6位で終えた。

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■「力強い演技」ISUも高評価

フリーの演技を終えた坂本に笑みが広がった。足早にリンクサイドに戻ると、「やったー」と声が弾んだ。スコアは144.77点。冒頭のダブルアクセル(2回転半)から7つすべてのジャンプを決め、大きなミスなく滑り切った。ISU(国際スケート連盟)公式サイトも「(坂本は)力強い演技を見せた」と高評価だった。

今季からフリー曲として採用している「NO More Fight Left In Me」で、初の“ノーミス”。さらに、芸術面を評価する演技構成点は全体トップとなる70.23点を記録した。10月は毎週試合に臨み、今大会は4連戦の4戦目。疲労とも戦いながらの好演技で、2大会連続五輪出場へ手応えを得た。

■優勝のトルソワ「簡単な内容」

ただ、優勝したトルソワは足の故障と戦いながらの演技で、4回転は冒頭のルッツ1本に抑えた。それでも3回転を中心に6回のジャンプで加点し、ダイナミックなプログラムを完遂した。

「自分のプログラムはとても簡単な内容で滑ったので、4回転は1回しかしませんでした。きれいに滑れたので良かったのですが、今後はもっと4回転をやりたいです。ケガの影響で準備がうまくいかず、自分のプログラムのランスルーをあまりしなかったので、少し緊張しました」とISUを通じて余裕のコメントを発し、“ロシア勢強し”を改めて印象付けた。

SP5位ながら逆転で3位に食い込んだ韓国の劉永(合計216.97点)もトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を飛んで、ぎりぎり4位坂本をかわした。坂本はこの結果を受けて、大技に大技で対抗するのではなく、安定感に磨きをかける方針だという。第4戦NHK杯(11月・東京)へ向けて、クオリティーの高さを追求していく。

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文・SPREAD編集部


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