【プロ野球】ヤクルト新助っ人、A.J.コールの強みとは 特徴やカギを握る球種に迫る

ヤクルト加入が発表されたA.J.コール(C)USA TODAY Sports/ロイター

ヤクルトは7日、メジャー通算14勝右腕のA.J.コール(トロント・ブルージェイズ)を獲得したと発表した。今季はメジャーで6試合に登板し、0勝0敗、防御率1.13と試合数こそ少ないが、好成績を挙げている。デビュー時には、若手有望株として期待もされていた投手だ。

ここではコールの成績や球種などを解説しつつ、どのような特徴を持った選手なのか紹介する。

◆【動画】長身からの独特なフォームも持ち味……ヤクルト入団が発表されたA.J.コールの投球フォーム

■空振りを奪えるスライダーが持ち味

メジャー通算109登板(19先発)のコールは、150キロ台の直球、スライダー、チェンジアップ、カットボールなどを投じる本格派で、2020年は24試合に登板し、防御率3.09。23回1/3を投げ、20個の三振を奪うなど結果を残した。

今季の投球内容を振り返ると、直球(42.1%)、スライダー(23.7%)、カットボール(19.3%)という3球種のコンビネーションがメインとなっている。特にスライダーのWhiff %(打者がスイングした際に、どれだけ空振りを奪ったかを表す指標)は40%であり、ヤクルト移籍後もスライダーの出来が活躍には不可欠となりそうだ。また、カーブも持ち球ではあるが、メジャー時代にはほとんど投じていない。投球の引き出しを増やすうえでは、可能性を秘めた球種となるかもしれない。

空振りを奪える力を持ちつつ、過去3年のトータルでは57回1/3を投げて18四球(与四球率2.82)と、制球面で自滅するタイプではないのは好材料か。左右別の被打率では対右打者.267、対左打者.236と、右打者を若干苦手としている。

ヤクルトでは先発起用が予想されるが、NPBへの適応に成功すれば奥川恭伸高橋奎二に続く本格派として貴重な戦力となる。連覇を狙うチームにとっては、非常に重要なピースとなりそうだ。

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文・SPREAD編集部


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