【Bリーグ】東アジアスーパーリーグで「初代チャンピオンを」と島田慎二チェアマン バスケのクラブ・ワールドカップも視野に

Bリーグ・島田慎二チェアマン

バスケットボール男子の東アジアスーパーリーグEASL)とBリーグは8日、合同でオンライン記者会見を実施し、EASLのマット・ベイヤーCEOとBリーグ島田慎二チェアマンが抱負を語るとともに記者団の質問に応えた。

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■ベイヤーCEO「アジアのバスケ界にとってゲームチェンジャーになる」

EASLは2017年より「スーパー8」および「テレフィック12」という形で開催されてきたが20年8月に国際バスケットボール連盟FIBA)より22年から10年間の承認と公認を受け新設された東アジアのクラブ王者を決めるリーグ。

2017年には千葉ジェッツが、18年には琉球ゴールデンキングスが優勝を飾ったものの新型コロナ前の19年にマカオで行われた大会では両チームに加え、宇都宮ブレックス新潟アルビレックスBBと4チームが出場ものの、いずれも早期敗退となった。

島田チェアマンは「善戦……では面白くありませんので、初代チャンピオンになりたい」と新リーグでのBリーグ・チーム制覇に意欲を見せる一方、「(Bリーグにとって)EASLに出場するという新たな目標ができます。上のレベルを目指すことがプラスになると思いますし、この大会で海外の強いチームと戦う、特にアウェーで国際ゲームの経験を積むことは日本代表の強化にもつながります。選手個々人のスキルとメンタルの向上にも繋がると思います」と国際大会の意義と期待感を示した。

EASLのマット・ベイヤーCEO

EASLのマット・ベイヤーCEOは「アジアのバスケ界にとってEASLがゲームチェンジャーになると思います。(Bリーグにとっても日本人を対象とした)1億人の市場が、地域的に東アジアの17億人が対象となります。コロナが終息して行けばバスケファンが国境を行き来し試合を楽しむことができるようになるでしょう」と抱負を語った。日本のスポーツ界は常に内需ばかりにとらわれがちであり、超高齢化と人口減少が顕著であるにも関わらず「競技人口を増やしたい」と現実を無視した希望を語りがちだ。こうした国際大会を契機に外需による競技人口の増加案なども想定することで、日本のスポーツ界の将来も変わって来るはずだ。

新型コロナウイルスの余波もあり、ベイヤーCEOのバックグラウンドとなる中国バスケットボール連盟CBA)からの参戦は当初見送られる形でスタートする。「中国では新型コロナウイルスによる行動制限が厳しく、(CBAからは)来年の参加は確約できない」との回答があったそうだ。しかし、中国圏各地域からオールスター級のメンバーを集い、新たにThe Bay Area Chun Yu Phoenixesを結成、台湾のP.LEAGUEのチャンピオンチームとともに参加が決まっている。中国圏オールスターとBリーグ王者の決戦という国際対決もなかなか興味深い。また22年は8チームからスタートするものの、24年シーズンからは16チームに拡大。このタイミングでCBAからの参戦が見込まれるという。まさに真の東アジア・バスケ・チャンピオンを決定する国際大会が誕生する運びとなる。

同CEOも「東アジアではBリーグは間違いなくベストのリーグだが、本大会により東アジアのバスケの底上げになる」とその意義を強調。また、サッカーのFIFAクラブワールドカップFCWC)になぞらえ、いずれはNBA優勝チームや欧州王者を交えたバスケットボール・クラブの世界一決定戦を行う構想も隠さなかった。

EASLは2022年10月12に開幕、優勝賞金は100万USドル。

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文・SPREAD編集部


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