【香港マイル/3連単36点勝負】香港最強馬の「1強」に断 “大金星”の可能性を秘めた日本馬とは

香港国際競走は12日、シャティン競馬場でGI4競走が行われる。今年は日本から大挙12頭が参戦。どのレースにもチャンスのある馬がスタンバイしており、日本馬によるコンプリートも夢ではない布陣となった。

本稿では各レースの有力馬と穴馬をピックアップし、推奨の買い目を公開。ここではダノンキングリーインディチャンプサリオスヴァンドギャルドが参戦する「香港マイル(GI、芝1600m、16時50分発走)」を取り上げる。

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■香港最強馬の連勝ストップも想定

昨年覇者で、レース連覇を狙う香港のゴールデンシックスティ(セ6、香・K.ルイ)に、日本馬4頭を含め、他の馬がどこまで迫れるか、という構図の香港マイル。19戦18勝、GI4連勝を含む、15連勝中の香港最強馬が、馬券圏内に沈むことは考えにくい。

昨年の香港マイルは、日本のアドマイヤマーズらを退けて完勝。今年は1月の香スチュワーズC、2月の香港ゴールドC、そして4月のチャンピオンズマイルと、GIすべてで2着とは接戦ながら、きっちりと勝ち上がったところに、この馬の強さが見て取れる。休養を挟んで前哨戦の香ジョッキークラブマイルも圧巻のパフォーマンス。超スローペースの中、最後方から大外を回って、軽く仕掛けただけで1馬身差の快勝劇で、叩き2戦目の今回は、さらなる上積みも見込める。

日本勢にとって高い壁となりそうな最強馬だが、もし綻びがあるとすれば、香港特有のスローペースの経験しかないこと、そして近走は少頭数でのレースが多かったということか。今回は11頭立てで、そこまで揉まれることはなさそうだが、2番ゲートに決まり、内に押し込まれ、包まれる可能性も否定はできない。

馬券で面白いのは同馬を軸とした3連単マルチで、香港最強馬が2、3着に取りこぼせば配当は跳ねる。

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■日本馬4騎のうち1頭は“消し”の評価

日本勢の実績最上位は今年の安田記念を制したダノンキングリー(牡5、美浦・萩原清)となるが、配当妙味があるのはヴァンドギャルド(牡5、栗東・藤原英昭)。重賞勝ちは富士Sの1勝のみだが、今年3月にはGI・ドバイターフで2着に好走。前走のGI・ブリーダーズカップマイルでは12着と惨敗したが、スタート直後に両サイドの馬に挟まれる不利があり満足なレースができなかった。世界で揉まれた経験値を糧とし、巻き返しを期待したい。

インディチャンプ(牡6、栗東・音無秀孝)は昨年4月以降勝ち星に恵まれていないが、国内では5着以下に崩れたことがない堅実派。一昨年の香港マイルでは7着に敗れたが、出遅れが響き、直線も満足に追えなかったため、参考外とも言える。一方、2019年2歳王者のサリオス(牡4、美浦・堀宣行)は復調気配を感じさせるものの、結果が出ていないのは気がかり。変わらず人気が先行するなら“消し”の評価を下す。

むしろ同レースで一昨年2着、昨年4着と善戦を続けているワイクク(セ6、香・J.サイズ)に注目。昨年は体調が整わず8カ月ぶりの直行ローテとなったが、今年は前哨戦・ジョッキークラブマイルを使っての参戦。ゴールデンシックスティには完敗したが、好位から一旦先頭に立つ安定感のある競馬で2着。復調した今なら香港勢2番手の存在となる。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。会心の的中はキセキが制した2017年菊花賞の3連単55万9700円。


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