松坂大輔も胴上げに参加!後藤武敏の引退試合で春夏連覇の横浜高メンバーが集まる

横浜DeNAベイスターズの後藤武敏選手が9月22日、本拠地最終戦で引退試合を行った。

最後までフルスイングの思いを胸に臨んだ後藤選手は七回に代打で登場。ネクストバッターズサークルで素振りを繰り返す時点から目には涙が光り、プロ生活16年間の思い出が胸に去来していた。

現役最後の打席では笠原祥太郎投手の球を全力で叩きにいったが、変化球にタイミングが合わず空振り三振。

それでも持ち味である豪快なスイングで現役生活を締めくくった後藤選手に、場内からは温かい拍手と声援が送られた。

「松坂世代の一員でいられたことに感謝」

試合後に行われた引退セレモニーでは、対戦相手の中日から松坂大輔投手が、DeNAからは二軍外野守備走塁コーチを務める小池正晃コーチが後藤選手に花束を贈呈した。3人は横浜高校で1998年に甲子園春夏連覇を達成したときのチームメイト。

10代のころから互いをよく知る3人は、マウンド上で涙ぐみ、ガッチリ握手して募る思いを伝えあった。

スピーチでは「松坂世代の一員でいられたことに感謝し、今日、引退します。本当にありがとうございました」と頭を下げた後藤選手。

改めて、松坂大輔という存在の特別さを感じさせる一幕だった。

春夏連覇メンバーからプロ入りした4人が勢揃い

セレモニー後に後藤選手は、リリーフカーで子供たちと場内を一周した。

前日に引退した加賀繁投手、高校時代に指導を受けた渡辺元智前監督も見つめる前で、リリーフカーはゆっくりグラウンドを走る。

その姿を、松坂投手は中日ベンチから見守っていた。

そして、ほかの選手が引き上げたベンチに1人残り、親友の姿を目に焼き付けようとする松坂投手の横にスーツ姿の男性が寄り添う。現在は中日のスカウトとして働く小山良男さんだ。

小山さんは横浜高校で正捕手、主将としてチームを牽引し、後藤選手、松坂投手、小池コーチとともに春夏連覇を達成。その年の横浜高校からプロ入りした4人が、後藤選手の引退試合で勢揃いした。

リリーフカーが三塁側ベンチに近づくと後藤選手が手を振り、松坂投手も笑顔で返す。松坂投手はホセ・ロペス選手に招かれ最後の胴上げにも参加した。

胴上げの輪に1人だけ色の違うユニフォームが加わると、見ていたファンからは「松坂さん胴上げ参加ありがとう」「松坂も胴上げにいるの涙不可避」「胴上げの前にロペスが松坂くんを手招きして輪に呼んだ姿にポロリ」と感動の声が寄せられた。

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