【東京大賞典/馬単2点勝負】4連覇に挑むオメガパフュームに一抹の不安 “伏兵”込みの高配当狙い

29日、大井競馬場で2021年の最後を締めくくる、ダート版グランプリ東京大賞典(GI、ダ2000m)が行われる。今年は、空前絶後の4連覇を目指すオメガパフュームを筆頭に、地方馬初のJBCクラシックを制したミューチャリーなど、GI馬5頭を含む15頭が激突。絶対王者に待ったをかける猛者が現れるのか―。暮れのダート頂上決戦にも目が離せない。

◆【東京大賞典/結論・買い目】◯オメガパヒューム2着想定の◎→◯▲馬単2点勝負

■大井での敗戦、今年未勝利が気になるオメガ

昨年、当レース史上初の3連覇を達成したオメガパフュームが、新たな金字塔を目指し、今年も暮れの大井に帰ってきた。前走のJBCクラシックでは、またも2着に敗れ、4年連続2着と涙を呑む結果に終わったが、昨年と同様、チャンピオンズCをスキップし、得意舞台に照準を合わせてきた。今回は、チャンピオンズC覇者のテーオーケインズや、チュウワウィザード、カジノフォンテンといった、歴戦のライバルが不在で、これまでより、やや手薄なメンバー構成にも見え、4連覇濃厚のムードが漂う。しかし、同一レース4連覇というのは、並大抵の芸当ではない。

これまでに、交流GI3連覇を達成したのは、アドマイヤドン(JBCクラシック)、ブルーコンコルド(マイルチャンピオンシップ南部杯)、ヴァーミリアン(JBCクラシック)、ホッコータルマエ(川崎記念)の4頭。そのうち、4連覇を目指して出走したのはブルーコンコルドのみで、この時は5着に敗れている。そのほか、同一レース4連覇を目指した馬では、エリモハリアー(函館記念)やセイクリムズン(黒船賞)などが、4連覇を果たすことができなかった。また種類は異なるが、先日の有馬記念でも、クロノジェネシスがグランプリ4連覇を逃すなど、長きに渡ってトップレベルの力を保持し、レースを勝ち切ることの難しさが見て取れる。

また、オメガパフューム自身の変化も見逃せない。昨年まではパーフェクト連対で、大井2000mは“庭”だったにも関わらず、今年の帝王賞では5着に敗れ、初めて馬券圏内を外した。加えて、今年はここまで未勝利。東京大賞典がダ2000mで行われるようになった98年以降、延べ23頭の勝ち馬のうち、その年に勝ち星がなかった馬は、05年のアジュディミツオー1頭のみで、中央馬に限っては、少なくとも1勝はマークしている。今年は交流GIわずか3戦のみで、川崎記念、JBCクラシックと2着に好走し、まだまだ一線級のレベルにあることは確か。しかし、重箱の隅をつつくようなことかもしれないが、4連覇の難しさ、得意な大井での敗戦、一年近く勝利がない、といった、絶対王者に綻びが見えるところに、他馬に付け入る隙があるのではないかと考える。

■若いミューチャリーが絶対王者に待った

中心に据えたいのはミューチャリーだ。2歳時から交流GIへ参戦し、掲示板止まりのレースが続いたが、前走のJBCクラシックで、悲願のビッグタイトルを獲得。地元金沢の鞍上・吉原寛人の好騎乗によるところも大きかったが、オメガパフュームに加え、テーオーケインズ、チュウワウィザードらを完封した力は、本格化を感じさせた。

昨年の東京大賞典は5着に敗れたが、勝ち馬からはわずかコンマ2秒差と、ほぼ互角の勝負を展開。今年の帝王賞でもオメガパフュームには先着を果たしており、絶対王者に決して引けは取らない。過去10年の最多勝は、4歳の4勝(6連対)だが、今年の出走馬は不在。次いで多いのは、5歳の3勝(5連対)で、6歳(1勝、3連対)、7歳(1勝、4連対)といった高齢馬よりも、若い年齢の馬のほうに分がある点も好材料だろう。

■同じく5歳のロードブレスに一発を期待

中央勢では、今年の帝王賞3着のクリンチャーや、前走チャンピオンズC3着のアナザートゥルース、昨年3着のウェスタールンドなどが、実績面でリードしているが、7歳以上の高齢を迎え、やや陰りが見え隠れする。

それならば、5歳のロードブレスを単穴に挙げたい。重賞は昨年の日本テレビ盃の1勝のみだが、今年は重賞で2着1回3着3回と、相手なりに堅実な走りを見せている。中団、後方からレースを進め、末脚にかけるタイプなので、広い大井コースも合いそうなイメージ。フレッシュさも魅力的で、前でやりあう有力馬を尻目に、無欲の一発を期待したい。


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