アシックスが、10月22日に「ヴィッセル神戸」所属のアンドレス・イニエスタ選手と、アドバイザリースタッフ契約することを都内で発表した。
契約は10月1日から既にスタートしている。イニエスタ選手はスパイクシューズをはじめとするアシックススポーツ用品の使用、商品に対する開発面でのアドバイスなどを行う模様だ。
イニエスタ選手が着用するのは、自身の特徴である周りの選手を引き立たせるようなパスや繊細なボールタッチを引き立てる、フィット性が高い「DS LIGHT X- FLY4」をベースにしてつくられたシューズ。フィッティングや安定性にこだわりを持つイニエスタ選手の意見も取り入れながら作製している。

「医者が仕事をするときに医療器具が必要なのと同じように、サッカー選手にとって一番大事な道具はスパイク」
イニエスタ選手は、発表会にて自身のスパイクに対するこだわりなどを明かした。
「一番大事なのは靴を履いたときの履き心地が、自分にフィットしているか。アシックスのシューズを履いたとき、すぐにフィット感を感じた。それからプロジェクトスタッフの方と話して、細かい修正を加えていった。これからさらに完璧なものに近づけていきたいが、既に今の時点で素晴らしいシューズになっていることは、アシックスの皆さんに感謝したい」
「医者が仕事をするときに医療器具が必要なのと同じように、サッカー選手にとって一番大事な道具はスパイク。いつも大事なものだと思ってきた。自分がデビューした時と比べると、今は本当にテクノロジーも、履き心地も、デザインも良いものに進化していて、それがプレーに影響している。この素晴らしいシューズを通して、自分はベストの状態のプレーを見せたい。現状、世界でもトップレベルのシューズが出来上がったと思っている」

「ベストの状態で臨めるシューズの開発に、これからも追求していきたい」
試合に臨むに当たってのコンディションづくりについて問われたときも、話題はスパイクに及んだ。
「普段から自分のことをケアするようにして、試合に万全な状態で挑めるようにしている。シューズに関していうと、素材、紐などが合わさってベストなシューズができると考えている。アシックスのチームと、このシューズの開発に関われたことを感謝している。自分が試合に出たときにベストの状態で臨めるシューズの開発に、これからも追求していきたい」
《大日方航》
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