【MLB】エンゼルスは「自信を勝利に変えなければならない」と米紙が指摘 大谷翔平、休養で結果求められる

エンゼルス・大谷翔平と監督代行のフィル・ネビン(右)(C)ロイター/USA TODAY Sports

球団ワーストを更新する14連敗を喫し、ジョー・マドン監督の解任に踏み切ったロサンゼルス・エンゼルスだが、三塁ベースコーチだったフィル・ネビンが監督代行に就任して以降も好転したとは言い難い。12日(日本時間13日)のニューヨーク・メッツ戦に1-4で敗れ、西地区2位から3位に後退した。

そんな状況に米地元紙は「もしエンゼルスが本当に特別なグループなら、選手たちがそれを証明する必要がある」と喝を入れた。

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■監督室の住人が代わっても選手は同じ

ネビン監督代行が指揮を執って以降、チーム成績は2勝4敗。米地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は、マドン監督解任というカンフル剤も効かず、上向かないチーム状況に苦言を呈した。「チームの問題は、マドンだけではなかった」ことが確認されたという。

「監督室の住人は違うが、人材(選手)は同じであり、多くの長所と多くの短所を内包している」と指摘。「ネビンや選手たちは、まだ自分たちの能力に自信を持っているが、ある時点でその自信を勝利に変えなければならない」とし、早急に結果が求められると訴えた。

ネビンカラー”も徐々に出ており、この日は大谷翔平のベンチ待機を決断し、休養を与えた。また、先発メンバーでは、いつもは中堅に入るマイク・トラウトを指名打者にし、タイラー・ウェイドを中堅に回した。

ウェイドが中堅に入ったのは、2017年から21年まで所属したニューヨーク・ヤンキースで1試合だけだったが、指揮官は「タイラーがヤンキースで中堅手として見せたプレーが好きだった」と話した上で、「(左翼や右翼を守る機会の多い)ブランドン・マーシュフアン・ラガレスらダイナミックな守備の選手をあちこちのポジションに移したくない」とし、彼らを中堅手として先発に選ばず、ウェイドを指名した理由を明かした。

■「才能のあるグループかどうか証明を」

同紙は、中堅に入ったそのウェイドのコメントも紹介。「このチームは非常に才能のあるグループだ。野球は難しいし、良い日もあれば悪い日もある。まだ100試合残っている段階で、このメンバーがパニックになることはないし、僕らは本当にスペシャルなチームなんだ」と自信を見せた。ただ同紙はこれに対して、「では、それを証明して」と迫った。

エンゼルスは左股関節の張りからトラウトが復活し、アンソニー・レンドン(手首の炎症)、テイラー・ウォード(ハムストリング負傷)など、離脱していた主力選手が続々復帰しており、巻き返しは十分可能だと思われる。

しかし同紙は楽観視を許さない。内転筋の手術から回復途上にあるデビッド・フレッチャーの「好調だった最初の1カ月は、まぐれではないと思う。あれが本来の姿だろう。かなりの試合数をこなした上での結果だからだ。もしまぐれだったら、良いプレーを長くは続けられない」という見解を示し、さらに「今やるべきネビン監督代行の仕事は、彼らの素晴らしいスタートが、まぐれ当たりではなかったことを証明することだ」と、どこまでも手厳しかった。

ポストシーズン進出を狙える集団なのかどうか。監督の首をすげ替えただけで結果が出るほど甘くないことは、選手たちが一番よく分かっているはず。

エンゼルスは今、より一層の奮起が求められている。

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文・SPREAD編集部


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